1億円のポートフォリオ

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任天堂の快進撃を予測できたか?

こんにちは。ゆうじろうです。

私は少し前まで個別株を中心に投資していました。でも、今後は個別株をなるべく処分してインデックス投信に比重を移していこうと考えています。なぜかというと、個別株の株価変動は私が理解できないからです。後から過去に遡って株価の変動の理由を説明することはできると思います。でもその時々のターニングポイントで投資判断ができたかと考えるとやはり難しかったと思うのです。

 

任天堂の快進撃

任天堂は誰でも知っている大企業ですが、ここ3年で株価が3倍以上に成長しています。これだけの大企業の株価が3倍とは、まさに快進撃といって良いですね。

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任天堂の主力製品はゲーム機とゲームソフトです。ほぼそれで業績が決まると考えて良いと思います。シンプルで非常に分かりやすいですね。商品の善し悪しはゲーム好きの人ならすぐに分かるでしょう。ゲームの情報は発売前から話題になりますし、たくさんの口コミがネット上にあふれているので情報には事欠きません。

では、任天堂の株価は予測できるでしょうか?

任天堂は過去3年に少なくとも3つのターニングポイントがありました。

 

スマホゲームの台頭、カリスマ経営者の死去 2015年

まず、最初にスマホゲームの台頭です。パズドラ、モンストといった大ヒットゲームが誕生してゲーム業界の構図を塗り替えました。それに対して、当時の任天堂の主力ゲーム機はWiiU3DSで1世代前のWii, DSの売上から比べると勢いがありませんでした。ゲーム専用機はスマホとの競合で敗北し、ゲームしかできない携帯機は衰退の一途を辿るという論調が支配的でした。さらにWii, DSブームを起こしたカリスマ経営者の岩田さんの死去もあり、任天堂にとって暗いニュースが続きました。株主や各種メディアからスマホゲームへの参入を強く促されていました。

当時は私の目から見ても任天堂は元気が無いように見えていました。任天堂スマホゲームに参入したとしても、これまでのビジネスモデルを上回って成長するイメージが持てませんでした。1万円程度の株価も妥当だと考えていました。

 

ポケモンGOブーム 2016年

2016年に入るとゲーム業界に革命的な大事件が起こりました。ポケモンGOブームです。1ヶ月で1億ダウンロード以上という驚異的な普及速度でも話題になりました。このゲームのすごいところは人々の行動を操作できるという点です。レアなポケモンを発生させるだけで人々を任意の場所に集めることができる。もう魔法のようですね。ポケモンGOの開発自体はナイアンティック社で任天堂への利益貢献は小さいと報じられていましたが、それでも株価は2倍以上に跳ね上がりました。

私もダウンロードして2週間ほど試してみました。非常にシンプルですが、収集癖を刺激しますね。私は当時、ゲーム自体は素晴らしいが株価を2倍以上にするほどではないと考えていました。株価は割高と判断していたわけです。


Nintendo Switch発売 2017年

switchの詳細が初めて発表された日、任天堂株は下落しました。発表内容を知った投資家がswitchは売れないと判断したということです。しかし3月に発売されるとすぐに人気に火がつきました。需要に供給が追いつかず、夏には家電量販店の長蛇の列がニュースで報道されるほどの人気になります。その後、任天堂は増産に乗り出しましたがそれでも需要が供給を上回る状態が続いています。現在でも入手困難でネット通販では2割以上高い値段で取引されています。

私はswichの発表で株価下落した時に任天堂株の購入を検討しました。switchは売れると考えたからです。その理由は以下のような点です。

  1. 携帯ゲームとして持ち運べる。
  2. コントローラーが分割できるので外でも2人で遊べる。
  3. WiiUのように独自性の高い設計ではないのでサードパーティーがゲームを作りやすい。

この理由が当たっていたかどうかは別にして、売れるという予測は当たりました。

 

では私は任天堂株で大儲け出来たでしょうか?

 

残念ながら出来ませんでした。任天堂株は結局買わなかったからです。まず、売れるとは思いましたが、ここまでの快進撃とは思いませんでした。あと、2016年10月の時点で既に割高だと考えたからです。ポケモンGOのブームからは落ち着いていましたが、それでも前年より5割以上高い水準でした。

 

任天堂自身も予測できなかった

今から振り返ると、過去3年間のどの時点で任天堂株を買っても正解ということになります。私はずっと任天堂株をウォッチし続けていますが、結局一度も購入することができませんでした。私の投資判断はずっと誤り続けていることになりますね。でも任天堂自身も現在の快進撃を予測できていなかったと考えられます。なぜなら10ヶ月に及ぶswitchの供給不足は明らかに需要予測を大きく見誤っていたと言えるからです。

 

では、未来はどうでしょうか?今の任天堂株は買うべきでしょうか?

私は今の任天堂株は割高だと判断しており、買うべきではないと考えています。その理由は以下の通りです。

  1. switchは3DSと競合する。
    switchと3DSは携帯ゲーム機という商品コンセプトが類似しています。今の快進撃も3DSの後継機という解釈をすると、驚くような売上とも言えなくなってきます。自社商品(3DS)のマーケットを自社商品(switch)が侵食しているという構造です。

  2. スマホの優位性は変わらない。
    switchは今年1000万台を販売しましたが、同じ期間にスマホは10億台以上販売されています。スマホを持ち歩く人が追加でゲームしかできないタブレット(switch)も持ち歩くのは一般的にはならないと思います。

 

私は3年間ずっと間違え続けているので今も間違えているかもしれません。

みなさんは任天堂株は買いだと思いますか?