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個別株の未来は予測できない〜武田薬品株の例

私が投資を始めたのは2007年です。当初は日本を代表する大企業を中心に投資していました。

2007年はちょうど今と同じように株価が上昇している時期でした。だからこそ、私も投資に興味を持ったのだと思います。

しかし、2007年に買った個別株はその後大きな含み損を抱えることになりました。

中でも損失が大きかったのはソニー、キヤノン、武田薬品です。

この”含み損3兄弟”は2007年に購入して以来、10年間にわたって含み損状態が続きました。

 

ソニーは2017年に奇跡的な復活を遂げ、なんとか損失無しで売却しました。

キヤノンは先月、含み損20万円のまま売却して損失が確定しました。

 

個別株に投資する場合は長期投資が報われるとは限らないです。

実際、キヤノン株は10年間ずっと含み損状態でした。含み損でも売却する理由はもうキヤノン株が2007年の株価を回復する望みは小さいと判断したからです。今は2007年と同じように上昇相場のピークかもしれません。それでも大きな含み損を抱えているならもう駄目だろうと。もう損失があっても売っていこうという理由です。

 

そんな私でも売却に躊躇しているのが武田薬品株です。

 

国内最大の製薬企業、武田薬品株が連日のように下落しています。

武田薬品が下落している理由は明白で、超大型の買収を計画しているからです。

武田薬品は日本最大の製薬企業ですが、世界全体でみればトップ10にも入りません。時価総額で4兆円くらいですね。対して買収しようとするアイルランドの製薬企業シャイアー社は5兆円近くあります。

まさに”小が大を食う”買収ですね。

買収にはプレミアムがつくので6兆円を超える資金が必要になります。武田薬品は買収資金の内4兆円程度を新株発行で賄うと予想されています。

4兆円の企業が4兆円の新株を発行するとどうなるでしょうか?

株式の希薄化が起きて株価が下落するでしょう。それを見越しての連日の下落です。

 

武田薬品が株価を大きく揺るがす買収に乗り出すことを想定していた投資家はどれくらいいるでしょうか?

買収した場合、未来の株価がどう動くか分かる投資家はいるでしょうか?

 

私は当然ながら全く分かりませんし、この先の株価もどうなるか分かりません。

でも全ての投資家が私と同じように分からないと思います。

私は個別株の未来の株価を予測することは出来ないと思っています。投資家が出来ることはリスクの大きさを推し量るくらいです。

IT業界や製薬業界は成功、失敗の振れ幅(リスク)が大きいでしょうし、生活必需品企業のリスクは小さいでしょう。

でも個々の株が1年後に今より上がるのか下がるのかを分かる人はいないはずです。

 

武田薬品は今回の買収騒動により、未来のリスクを一気に引き上げました。

ここまで株価が下落してしまった今となっては、一世一代の大博打に付き合うしかないと思っています。

 

3ヶ月前に売っておけば良かった。。