こんにちは。ゆうじろうです。
以前の記事で楽天全世界と野村つみたて外国株を比較しました。
楽天全世界株式インデックス VS 野村つみたて外国株 - 1億円のポートフォリオ
次は米国株インデックス投信を比較します
米国株の有名なインデックスとしてNYダウとS&P500があります。そして”楽天全米株式インデックスファンド”が購入するETF(VTI)の指数にCRSP USトータル・マーケット・インデックスがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。
NYダウ(ダウ工業株30種平均)
米国ダウ社が算出している指数で、米国を代表する超大企業の30社から構成されています。
S&P500
米国S&P社が算出している指数で、米国の大型企業500社から構成されています。
CRSP USトータル・マーケット・インデックス
米国の大型、中型、小型株を幅広く網羅しています。2017年9月時点で3588社から構成されています。
それでは、NYダウに連動するiFree NYダウ、S&P500に連動するiFree S&P500、CRSP(VTI)に連動する楽天全米株を比較してみます。以下グラフをご覧ください。
3つの投信の中で最も開始が遅かった楽天全米株の開始日2017年9月29日を基準日にしました。この日の基準価格が10000円になるようにiFree NYダウ、iFree S&P500の価格を補正して比較しています。年換算リスクはiFree NYダウ: 10.7%, iFree S&P500: 9.4%, 楽天全米: 9.5%でした。
直近2ヶ月では、大型株ほどパフォーマンスが良かったと言えそうです。
では、どの投資信託を買うべきでしょうか?
これは悩みどころです。私の大方針としては「どの株が将来上昇するか予測出来ないので、より広く分散された投資信託を買う。」なので、多少直近の成績が悪くても楽天全米株になるのですが、本当に大丈夫か。
実際の株価指数(VTI, S&P500, NYダウ)で同じ期間を比較します。
赤:VTI (楽天全米の指数)、緑:S&P500(iFree S&P500の指数)、青:NYダウ(iFree NYダウの指数)
VTIとS&P500で投資信託(楽天全米、iFree S&P500)との逆転現象がみられます
この原因は楽天全米株とiFree S&P500の投資信託の運用の差になると思います。信託報酬は楽天全米株が0.1696%, iFree S&P500が0.243%なので信託報酬で楽天全米株が劣後しているわけではありません。楽天全米はその他のコストが大きいのかもしれません。それとも純資産が増えてくれば下方乖離が解消されてくるでしょうか?いずれにせよもうしばらく様子を見たほうが良さそうです。
★追加記事を書いています。あわせて御覧ください。
楽天全米株 vs iFree NYダウ vs iFree S&P500 その2(2017/12/24更新版) - 1億円のポートフォリオ
楽天全米株 vs iFree NYダウ vs iFree S&P500 その3(2018/1/27更新) - 1億円のポートフォリオ
楽天全米株 vs iFree NYダウ vs iFree S&P500 その4(2018/2/28) - 1億円のポートフォリオ
楽天全米株 vs iFree NYダウ vs iFree S&P500 その5(2018年3月) - 1億円のポートフォリオ