こんにちは。ゆうじろうです。
私が投資を始めたのは2007年頃です。最初に買った投資商品は国内大手企業の株式でした。
次に買ったのはTOPIX ETFです。ETFを買おうと思ったのは1単元の単価が数万円と安かったことと、ETFは倒産(=株価が0になる)のリスクが無いと思ったからです。
当時から投資信託の存在は知っていましたが、投資信託は買おうとは思いませんでした。理由はうさんくさく感じていたからです。
まず、持っているだけで信託報酬という手数料が掛かり続けることにものすごく抵抗がありました。ETFでも手数料が掛かるのですが、投資信託の手数料はもっと高かったのです。
もう一つは配当金が無いということです。分配金を出す投資信託もあるのですが、そういうのは大抵の場合信託報酬の高い投資信託です。
分配金を出さないのは配当分を再投資しているからで基準価格がその分上乗せされるという説明がされますが、これを疑っていました。
もし分配金が再投資されているのなら、インデックス投信の基準価格は指数を上回るはずです。それが繰り返されるのだから複利効果でどんどん上方乖離していくはずです。
でもネットを探しても分配金を出さないインデックス投資信託が指数からどんどん上方乖離していくグラフを見つけることは出来ませんでした。
本当に配当再投資による複利効果が現れているのか?
今でも少し疑っているので実際のデータで確認してみることにします。
確認の為のインデックスファンドはなるべく長期で運用していて分配金を出していないことが必要です。そしてなるべく信託報酬などのコストが小さいファンドが良いですね。
これらの条件を満たすファンドとしてeMAXIS TOPIXインデックスファンドを選択しました。このファンドは2009年10月28日に開始されています。当時としては低コストの代表的ファンドだったと思います。
橙:eMAXIS TOPIX、緑:TOPIX指数
eMAXISとTOPIX指数との差は最初の1年はほとんど分からないほどです。でも徐々に差を広げていき、7年後には3200円の差に広がりました。(2009年の開始基準価格を10000円にした場合)
ちゃんと配当再投資による複利効果が出てますね!
過去の自分はこの図を見たくてネットを検索しましたが見つけられませんでした。
過去の自分にこの図を見せてあげたいですね。
分配金を出さないインデックス投資信託には配当再投資による複利効果があります。
大事なことなのでもう一度言います。
個人投資家が高い確度で利益を出すには長期投資しかありません。
大事なことは配当再投資による複利運用をすることです。
長期になればなるほど運用益は雪だるま式に増えていきます。