こんにちは。ゆうじろうです。
yahooニュースに振込詐欺を銀行職員が防いだという記事が出ました。
「息子のために200万円」、それは詐欺だと説得40分…特殊詐欺防いだ銀行課長に感謝状 大阪府警松原署 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
70代夫婦が「息子のため200万円を引き出したい」と銀行に来たところ、詐欺と気付いた銀行職員が40分間説得して被害を阻止したということです。お手柄ですね。 銀行名も記事に出ていたのできっと銀行の評判も上がることでしょう。
銀行名も記事に出ていたのできっと銀行の評判も上がることでしょう。
でも、ひねくれ者の私はふと考えてしまうのです。このお手柄銀行員が説得に掛かった40分間の対価は誰が負担するのでしょうか?
銀行員は職務として対応したので当然銀行が給与として対価を支払うでしょう。
では銀行はそのコストを払うための利益をどこから得るのでしょうか?
金融サービスを提供することで金利や手数料を得ているはずです。
職員のコストは手数料として金融サービスに組み込まれます。
記事の70代夫婦のような利用者が増えると銀行は金融サービスの手数料を上げないと割に合いませんね。
三菱UFJ国際投信のインデックスファンドのシリーズで内容がほぼ同じで手数料だけが大幅に違う商品があります。
eMAXISシリーズとeMAXIS Slimシリーズです。
手数料の高いeMAXISシリーズは多くの地方銀行、証券会社で販売されているのに対して手数料の低いSlimシリーズはネット証券のみで販売されています。
手数料が違うのは当然ですね。
eMAXISの高い手数料は銀行職員の給与となって商品の詳しい説明や見ず知らずのお年寄りの振り込め詐欺防止に使われることになるのです。