こんにちは。ゆうじろうです。
私が主に購入している株式クラスの投資信託は野村つみたて外国株とeMAXIS Slim先進国株、eMAXIS Slim新興国株の3つです。
元々は野村つみたて外国株を中心に購入していましたが、昨年末のeMAXIS Slim先進国と新興国の衝撃の信託報酬値下げを受けて2018年からeMAXIS Slimシリーズを購入しています。
eMAXIS Slimに重心を移したもう一つの大きな理由として先進国と新興国に別々に投資することで資産配分を自分で調整したいという点があります。
野村つみたて外国株は先進国と新興国におよそ87:13の比率で投資されます。
これはMSCI ACWIというインデックス指数に基づいた配分で世界の時価総額比率を反映しています。
世界の時価総額比で投資したい人にとってこれは大きなメリットです。
先進国株と新興国株を別々に購入して世界の時価総額比を正確に追随することは難しいです。時価総額比で投資したい人は野村つみたて外国株に投資するべきでしょう。
でも私は時価総額比とは異なる配分で投資したいので先進国と新興国に別々に投資することにしました。具体的には新興国の比率を高くしています。
3つの投信の特徴をまとめます。
|
野村つみたて外国株投信 |
eMAXIS Slim先進国 |
eMAXIS Slim新興国 |
投資先 |
先進国:新興国=87:13 (日本除く) |
先進国(日本除く) |
新興国 |
信託報酬 |
0.2052% |
0.11826% |
0.2052% |
純資産額 |
7億円 |
49億円 |
40億円 |
野村つみたての特徴は日本を除く世界全体に時価総額比で自動的に投資できる点です。
eMAXIS Slimの特徴は何と言っても信託報酬の低さでしょう。
eMAXIS Slim先進国は他の先進国株投信と比べても群を抜いて低いです。eMAXIS Slim新興国も新興国クラスで最安水準です。
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それでは3つの投信の基準価格の推移を比較してみましょう。
野村つみたてとeMAXIS Slim先進国はよく似た推移をしています。野村つみたての9割近くが先進国株で構成されているからでしょう。
新興国株は変動幅が大きいですが、直近3ヶ月では先進国よりも株価が上昇しています。
野村つみたてのパフォーマンスがeMAXIS Slim先進国より良かったのは13%含まれる新興国株が牽引したのでしょう。
最近では新興国株の比率が高いほど成績が良くなっていましたが、今後もこの傾向が続くかは分かりません。
資産配分をどう定めるかは非常に難しい問題ですね。