こんにちは。ゆうじろうです。
投資信託には大きくインデックスファンドとアクティブファンドがあります。
インデックスファンドが日経平均やTOPIXに連動する成績を目指すのに対して、それ以上の成績を目指すのがアクティブファンドです。
アクティブファンドはインデックス以上の成績を目指すので、ファンドマネージャーの運用能力が試されます。
残念なことに、インデックスファンドの成績を超えるアクティブファンドは全体の半分以下という調査があります。
アクティブファンドは信託報酬が高くなるので、その分だけ不利になるのです。
インデックスを超え続けるのは簡単ではないということが分かりますね。
私はインデックス投信で資産を増やしていきたいと思っていますので、新規に購入するファンドはインデックスファンドしか買っていません。
そんな私でもアクティブ投信の中で1つだけ注目しているファンドがあります。
ひふみプラスです。
これまでも何度か取り上げましたが、ひふみプラスは素晴らしいです。
ひふみプラス VS さわかみファンド - 1億円のポートフォリオ
まず最初にひふみプラスと三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドの基準価格の推移を比較します。
青:ひふみプラス、緑:三井住友インデックス
ひふみプラスが開始したのが2012年5月ですが、誕生以来ずっと高い成長を保っています。
三井住友インデックスを比較対象としていますが、これはひふみプラスよりも開始日が早かったという理由だけです。
インデックスファンドはどれを買っても差はないのでどのTOPIX型インデックスファンドと比較してもひふみプラスが上回ることに違いはありません。
ここで私はふと思いました。
もしかしたらひふみプラスはいつ買ってもインデックスファンドを上回るのかもしれない。
そこで少し実験をしてみます。
ひふみプラスの開始日から1年間保有した場合の騰落率(変動率)を計算します。次に1日ずらして購入した場合の1年間の騰落率を計算します。
イメージ図を描いてみました。
Sliding windowというのですが、1日づつずらすことで各購入日からの1年後の価格変化が連続的に分かります。
青:ひふみプラス、緑:三井住友インデックス
横軸は投信の購入した日で縦軸は1年後の騰落率です。例えば最初の2012年5月28日にひふみプラスと三井住友インデックスをそれぞれ100万円買っていれば、1年後の2013年5月28日にひふみプラスは162万円、三井住友は161万円になっていました。
ひふみプラスを2012年5月開始から最初の半年間くらいに買っていれば1年後の騰落率で三井住友より悪くなることが度々ありました。これは2012年末ー2013年初頭のひふみプラスの成績が悪かったからだと思います。
しかし、それ以降はほぼどの時期に買ってもインデックスファンドよりもひふみプラスを買った方が1年後のリターンが大きくなりました。
ひふみプラス開始から半年以降に購入した人はほぼインデックスより高いリターンを得ているということです。
では、2年間保有した場合はどうでしょうか?
青:ひふみプラス、緑:三井住友インデックス
2年間保有した場合にひふみプラスがTOPIX型インデックスを上回る確率は99.9%でした。
ひふみプラスの誕生以来、いつ購入しても正解だったことになります。
では、今日購入すればどうでしょうか?
その答えは2年後にならないと分かりません。