こんにちは。ゆうじろうです。
私はインデックスファンドで資産運用を考えているので、アクティブファンドにはあまり興味がありません。そんな私でもひふみプラスだけは興味があります。
アクティブファンドの中では信託報酬が安いというのも魅力ですが、なんといっても最大の魅力は運用のパフォーマンスです。
以前、ひふみプラスがTOPIXを指標とするインデックスファンドに圧勝していることについて記事にしました。
ひふみプラスはTOPIX型インデックスファンドを圧倒している。(アクティブファンド VS インデックスファンド) - 1億円のポートフォリオ
ひふみプラスがすごいのはファンドの設定開始からほぼずっとTOPIXを上回っている点です。2年間保有するという条件にするといつ買ってもTOPIXより成績が良くなります。
もしかしたら、ひふみプラスはどのインデックスファンドよりも高い成長をしているかもしれません。
ひふみプラスと代表的インデックスファンドのeMAXISシリーズ(先進国株、新興国株、国内株)を比較してみます。
(eMAXIS Slimと比較しても良いのですが、なるべく長期で比較するためにeMAXISにしています。)
水色:ひふみプラス、赤:eMAXIS先進国、黄色:eMAXIS新興国、緑:eMAXIS国内株
ひふみプラスはどのインデックスファンドに対しても圧勝しています。
ひふみプラスを2年以上保有している人であればいつ買った人も購入したことを満足しているはずです。
ひふみプラスは本当にすごいと思います。私も実はひふみプラスに積立投資していました。
でも、昨年秋に全部売却しました。
インデックスファンドよりパフォーマンスの良いひふみプラスを売ってしまうのはもったいない気もしますが後悔はしてないです。
気が変わってまた少しくらい買うことはあるかもしれませんが、今後もポートフォリオの中心になることはないでしょう。
ひふみプラスを買わない理由
私がひふみプラスを買わない理由はどうしてパフォーマンスが良いのかよく分からないからです。
これはアクティブファンド全般に言えることですが、どういう基準で売買しているのかよく分かりません。
ファンドの大方針は示されてますが、それを基にひふみプラスのポートフォリオを自分で構築することはできないのです。
ひふみプラスの目論見書に大方針が記載されています。
"国内外の上場株式を主要な投資対象とし、市場価値が割安と考えられる 銘柄を選別して長期的に投資します。"とあります。
投資方針には大いに賛同します。でも私には同じ銘柄を選別することができません。
ひふみプラスの運用マネージャーを信用して資産を託すしかない訳です。
儲かっているときにはそれでも構いません。
でも仮にパフォーマンスが悪くなった場合はどうでしょうか?
私はきっとその原因についていろいろ疑ってしまうでしょう。
インデックスファンドだと時価総額に順じて選択されているだけなので、購入資金さえ潤沢にあれば自分で同じものを構築することができます。
指数との連動を目指しているのでファンドの運用が問題ないかは指数との乖離率で客観的に評価することができます。
私が投資信託を買い始めたのは今から2年前の2016年2月です。その頃は世界的に株価が下落していたので、安くなったインデックスファンド(ニッセイ外国株式インデックスファンド)を購入しました。
毎日1万円を投資していましたが、上がるより下がることの方が多いファンドに不安を感じながら買っていました。
最初の頃は「基準価格が下がっているのに信託報酬まで取るのか!けしからん!」と思っていましたね。
インデックスファンドですら、下落相場が続くと運用を疑ってしまうものです。
株式投資は株価下落時に投資を続けることが出来るかが、成否の分かれ目になると思います。そして、長期の下落トレンドのときに投資を続けるのはものすごく難しいことです。経済の仕組みが変わったので株価が上昇することはもうないといった分析が発表されたりします。日経平均やTOPIXの指数まで疑うようになります。
そんな下落トレンドが続くときにどうやって銘柄を選んでいるのか分からない、自分で再現することのできないアクティブファンドを信用して買い続けることは私には出来ないと思うのです。
私はインデックスファンドでポートフォリオを構築すると決めた時点で大きなリターンを得ることを諦めています。そもそも株式に投資している時点で過大なリスクを取っていると思うのです。
保有し続けることが不安な株式の中で最も信用できる商品がインデックスファンドなのです。