こんにちは。ゆうじろうです。
トランプ大統領が中国製品に高関税を課す経済制裁を発表したことに反応してNY市場が大きく下落しました。
その下落幅は1週間でなんと1413ドル、週間下落幅としては2008年10月以来だそうです。
中国も報復を示唆しているのでこのまま進めば米中貿易戦争となって世界経済が大混乱に陥るかもしれません。
今回のニュースで改めて感じたのですが、今や中国は米国に対抗できる経済大国なんですね。
中国の崔天凱駐米大使のコメントです。
「貿易戦争をわれわれは望まないが、それを恐れてはいない。われわれに貿易戦争を仕掛けようとする者がいたら、必ず反撃し報復する。断固たる態度を取ろうとする人たちには、断固たる態度で応じ、どちらが長く続くか試すだろう」
日本だったらこういうコメントは絶対でないでしょうね(笑)
実際に中国は米国債を大量に保有するなど、米国にダメージを与える報復手段を持っています。貿易戦争になれば米国も無傷では済まないでしょう。
株式市場もこれから長い下落が続くかもしれません。覚悟は出来ているでしょうか?
投資をする際に大事なことの1つは「リスク許容度」を知ることです。
株などのリスク商品はいつも上下に変動しますが、どれくらいまでならマイナスになっても受け入れることができるかを「リスク許容度」といいます。
「リスク許容度」は客観的には、年齢や収入、家族構成、保有資産によって推し量られます。
でも一番大きいのはあなたが含み損を抱えた時にどう感じるかという感覚です。
どんなに若くて、収入が高くて独り身で資産が大きくても100万円の含み損を抱えると夜も眠れないという人もいるでしょう。
こればっかりは実際に含み損を抱えてみないと分からないと思います。
あなたが実際に経験したことのある最大の含み損はいくらでしょうか?
私の場合は350〜400万円くらいだと思います。
リーマンショック前に購入した個別株が全て下落して、一番悪かったときの損失がそれくらいです。
正確な額が分からないのは株価低迷時に含み損をチェックしていなかったからです。
最大損失時には市場全体も低迷しているので、投資額を増やすチャンスだと考えることもできます。
でも私は何の行動も起こしませんでした。きっと自分の「リスク許容度」を超えていたのだと思います。
50%程度の株価下落はあり得ると考えると私が購入できる個別株の上限は7〜800万円程度になるかもしれません。
私が個別株から決別してインデックス投資を始めたのは、インデックス投資なら「リスク許容度」を広げることが出来ると考えたからです。
個別株で含み損に耐えられなかった理由を考えてみました。
個別株が大きく下落するともう購入時の株価に戻らないかもしれないと思ってしまいます。実際、リーマンショック前(2007年)に購入したキヤノン株は5800円でしたが、10年以上経った今でも3800円で含み損のままです。
もうこの先も5800円を超えることは無いんじゃないかと思っています。
問題は買った株が下がっても追加で投資する気になれないことです。
1企業の株が50%以上下落すると、そのまま倒産するかもしれないと思ってしまいます。倒産までいかなくてもビジネスモデルが通用しなくなってしまうことはありえますよね。
JAL、東芝、東京電力、シャープ等の有名企業も大きく下落しましたが、下がったからと言って追加投資できたでしょうか?もし追加投資してたら大損でした。
インデックス投資の最大の利点はどんなに下がってもそのまま倒産することは無いということです。追加投資していればいずれ収益をプラスにすることができます。
今週の株価下落でインデックス投資の含み損が拡大したので、私は逆に積立額を増やしました。
今後も株価が下がれば下がるほど積立額を増やしていきます。