本日、キヤノン株を3,883円で売却しました。
キヤノン株は私が投資を始めた2007年に購入した株です。
当時のキヤノンは毎年のように最高益を更新していました。社長の御手洗さんが経団連の会長に就任し、まさに日本のトップ企業という勢いでした。
キヤノンの2000年からの株価推移は次のようになります。
2007年までのキヤノンの株価はまさに右肩上がりでした。
2007年6月に7350円のピークをつけた後、ずるずると下り坂になりました。秋には2割も下がって5800円になりました。超優良株が2割も下がったのでさすがに調整も終わりだろうと思って買った私がバカでした。
購入してからもどんどん下がっていき、2009年には2450円まで下がりました。ピークからは3分の1以下ですね。
TOPIX Core30という指数をご存知でしょうか?日本を代表するトップ企業30社から構成されています。キヤノンは今もCore30に含まれる超優良銘柄です。そんな優良株でも2倍、3倍の変動があるのが個別株です。
キヤノンの株価推移の経験から個別株で資産運用するのは無理だと悟りました。
キヤノン株を売却した理由
キヤノン株の良いところは配当利回りが4%以上と高い点です。
株価は低迷しましたが配当が高いので11年保有して15万円くらいのインカムゲインがありました。そう考えると20万円分下落しましたが実質的な損失は5万円くらいです。あと5年持っていれば株価が変わらなくてもいずれ損益はプラスに転じるでしょう。
それでも損失を確定させた最大の理由は節税の為です。
キヤノン株以外にも個別株の売却を進めていまして、現在70万円程度の株式売却益が発生しています。
株式譲渡益には20%の課税があるので14万円が利益から差し引かれます。
キヤノン株を売却することで20万円の損失が確定するので、課税対象譲渡益から20万円が差し引かれます。約4万円の節税になりますね。
売却した個別株の資金は全てインデックスファンドの購入に充てます。