早いもので、2018年も半分が過ぎました。
ここで2018年上半期のインデックス投信のパフォーマンスを振り返ってみたいと思います。
代表的なインデックスファンドのカテゴリーは(先進国株、新興国株、国内株、先進国債券、新興国債券、国内債券、外国リート、国内リート)の8種類です。
これら8資産の上半期のパフォーマンスはどうだったのでしょうか?
実際のインデックス投信を使って確認してみましょう。
比較に使った各クラスのインデックスファンドは次のファンドです。
先進国株: eMAXIS Slim 先進国株
新興国株: eMAXIS Slim 新興国株
国内株: eMAXIS Slim 国内株
先進国債券: eMAXIS Slim 先進国債券
新興国債券: iFree 新興国債券
国内債券: eMAXIS Slim 国内債券
外国リート: ニッセイグローバルリート
国内リート: ニッセイ国内リート
いずれも各資産クラスを代表する超低コストファンドです。
2018年上半期の基準価格の推移をグラフにしてみます。
赤:先進国株、黄:新興国株、黄緑:国内株、緑:先進国債券、水色:新興国債券、青:国内債券、紫:外国REIT、桃:国内REIT
2018年上半期はインデックス投資にとって厳しい期間でした。ほとんど変動のない国内債券を除くと、上昇したのは国内リートだけでした。
それ以外の6資産は全て下落しています。
特にひどいのは新興国市場で、株式と債券の両方で10%以上下落しています。
少し見にくいかもしれないので、新興国株式と新興国債券だけを取り出してみます。
赤:新興国株式、橙:新興国債券
ほぼ年初から右肩下がりに下落していますね。これからまだまだ下落するかもしれません。
私は”下落した資産に重点的に投資する”を投資方針にしていますので、今は新興国(株式、債券)に重点的に投資しています。
下がった資産を購入するのは不安感がありますが、インデックス投資の場合はいずれ回復するだろうと信じて投資しています。
実際、過去1年の間にもささやかな成功体験があります。
私のインデックスポートフォリオで今最も利益率が高いのが、国内リートとグローバルリートです。含み益が大きくなった理由は下落時に追加投資していたからです。
赤:グローバルリート、橙:国内リート
昨年10月頃、国内リートは8資産で唯一下落していました。グローバルリートは今年2月〜3月にー15%と大幅に下落しました。私はこれらの期間に集中投資していました。
下落時に集中的に投資したおかげで今は10%程度の含み益に転じています。
個別銘柄だと下落が続くとそのまま倒産してしまう可能性がありますが、インデックス投資ならどんなに下がってもゼロになることはありません。
新興国も今は下落が続いていますが、いずれ反発する日がくるでしょう。