1億円のポートフォリオ

インデックス投資で安定成長する資産運用を目指します

信託報酬の低いインデックスファンドに乗り換えるべき?

読者の方にファンドの乗り換えについてコメントを頂きました。

 

eMaxis Slimへの積立変更を考えていますが今まで積み立ていた物、例えば私はSMTグローバル株式インデックスを見直す場合、積み立てたものは売りますでしょうか?それとも同じアセットクラスとして保有し、eMAXIS slimを買い足す感じの管理が良いのでしょうか?

 

ここ数年でインデックスファンドの信託報酬は一気に下がりました。中でもeMAXIS Slim先進国株の信託報酬引き下げは衝撃的でした。eMAXIS Slimが信託報酬を年率0.1095%への引き下げたことによって、それまで低コストとされてきた他社ファンドが相対的に割高になっています。

 

SMTグローバル株式インデックスは2008年に設定された10年超の運用を誇る老舗ファンドです。信託報酬は0.5%ですが当時としては低コストファンドとして位置付けられていたのかもしれません。でも今となっては明らかに高コストファンドでしょう。

SMTはファンドの低コスト化競争からは距離を置き、代わりに低コストのi-SMTシリーズを立ち上げています。

eMAXIS、eMAXIS Slimと同じパターンですね。。

eMAXISシリーズとeMAXIS Slimシリーズの違い(間違い注意!) - 1億円のポートフォリオ

 

これから投資するのであればSMTグローバルよりeMAXIS Slim先進国を選択するべきでしょう。

 

SMTグローバルとeMAXIS Slim先進国の過去1年間のパフォーマンスを比較してみます。

f:id:accumulationstrategies:20180728105221p:plain

青:eMAXIS Slim先進国株緑:SMTグローバル株式インデックス

 

100万円投資した場合、過去1年間の実績でeMAXIS Slim先進国は1,123,300円、SMTグローバルは1,119,000円になりました。約0.38%の差になります。

信託報酬の差がこのまま変わらなければリターンの差は今後も広がっていく可能性が高いでしょう。

 

新規投資分はeMAXIS Slimにするとして、既に購入してしまったファンドはどうするべきでしょうか?

これは含み益の有無で少し変わってきます。

含み益が無ければすぐに売却してその分でeMAXIS Slimを買えば良いと思います。

 

問題は含み益がある場合です。

含み益がある投信を売却すると利益が確定されるので利益に対して約20%課税されます。

投資資産はいずれ売却して税を支払うことになりますが、なるべく利益確定を先送りにする方が投資効率が高まります。税の繰り延べ効果ですね。

無分配型インデックス投信の課税繰り延べ効果を検証 - 1億円のポートフォリオ

 

課税コストを考えると含み益の高い状態での売却は避けたいところです。

課税コストを抑えるための方法の1つに含み損の資産も同時に売却するのも手かもしれません。今回のケースとは少し違いますが、私も以前に損益通算を目的に含み損資産を売却したことがあります。

野村つみたて外国株投信を売却しました。 - 1億円のポートフォリオ

 

 

含み益があって、損益通算も難しい場合はどうでしょうか? 

この場合は難しいですね。私だったら一気に全てを売却せずに様子をみると思います。

2018年は株価が不安定で年初から10%程度上下しています。今後の傾向は分かりませんが、今年後半も英国EU離脱や大統領中間選挙といった株価に影響を与えるイベントが控えています。

下落トレンドのときに少しづつSMTをeMAXIS Slimに置き換えて少しでも課税コストを抑えようとすると思います。

予想に反して上昇トレンドが続いた場合は売却できずに含み益が増えてしまいますが、その場合はしょうがないと諦めます。