前回の記事でかなり悲観的な相場観を語ってしまいました。
今回はそれを受けて、どうやって投資していくかについて私の計画を語りたいと思います。
私が理想とするポートフォリオ(預貯金除く)の条件は次の2つです。
1.年率4~5%の運用益が期待できる
2.暴落があっても5年程度で暴落前水準に回復できる
私は10年間でこのポートフォリオを完成させる予定です。
10年掛ける理由は資産の大半を一括投資するのはリスクが大きいからです。
投信ブロガーには一括投資が合理的だと言う人が多いですが、私はそうは思いません。
一括投資と分散投資はどちらが有利か?(まとまった資金があっても一括投資するべきではない) - 1億円のポートフォリオ
結局、一括投資はタイミング投資をすることになるのです。
将来のポートフォリオで参考にしたいのはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のポートフォリオです。
株式50%、債券50%のポートフォリオですね。
GPIFによると「長期的な観点から安全かつ効率的な運用」ができるポートフォリオだそうです。
日本国債の金利を考えると35%も配分するべきかは疑問も残りますが、株式比率は50%程度に抑えるのが良いのかもしれません。
これでも期待リターンが4%以上見込めるそうです。
私の現在のインデックス投資のポートフォリオは次のようになります。
株式63%、債券19%、リート17%です。
国内債券の比率が小さいのは期待リターンに対して信託報酬等の手数料が高いと考えているからです。将来金利が正常化してくればもう少し割合を増やしていく予定です。
リートにも17%投資していますが、リートは株式以上にリスクが高い商品です。
株式比率の高さやリートを組み込んでいることから、私のポートフォリオはGPIFよりかなりリスク選好型かもしれません。
でも今はこれで良いと思っています。
理由はポートフォリオに含めていない預貯金がかなりあるからです。もし株価が暴落しても今なら投資額を増やしてナンピンすることができます。
現金比率の高いうちは株式主体の投資を試していきます。
そして10年掛けて少しずつGPIFのような「安全かつ効率的な運用」のポートフォリオに近づけていこうと考えています。