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米国株バブル崩壊の確実なシグナル? 〜長短金利が逆転しそう〜

今は米国株ブームですね。

実際、リーマンショック後からこれまでの米国株のパフォーマンスは素晴らしいものでした。

NYダウは2008年から10年間で3倍以上に成長しています。

 

日本でも米国株に投資する人は増えています。

ブロガーが集まる”にほんブログ村”では登録ブログがカテゴリーごとに分類されているのですが、インデックス投資のブログが298個に対して米国株ブログは516個もあります。

 

インデックス投信でもS&P500等、米国株のみを指標とした投資信託が次々に誕生していますね。世界中の投資資金を集めて米国株はこれからも力強く成長するかもしれません。

 

それでも、私は米国株に投資することに躊躇してしまいます。

米国株はかなり割高な水準だと思うからです。

 

米国株が割高な水準だと示すデータはいくつかありますが、有名な指標にシラーPERがあります。PERは株価収益率と呼ばれ、株価が割安か割高かを判断する指標になります。

株価収益率は株価を利益で割った値で、利益に対して株価が高いかを見ることになります。

PERの前についている”シラー”は人の名前です。シラーさんが式を少し補正したのでPERと区別してシラーPERと名付けられています。

 

シラーPER = 現在の株価 ÷ 過去10年間の1株あたり純利益の平均値

 

シラーPERが25を超えると市場が加熱していると判断します。

それでは米国株のシラーPERを確認してみましょう。

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(出典:gurufocus

現在の米国株シラーPERは32.6です。25を超えているので歴史的に見てかなり高い水準です。

過去この水準に達したのは2回しかありません。

1回目は1929年です。この年の大暴落は世界恐慌に繋がります。教科書にも載る大事件ですね。

2回目は2000年のITバブル崩壊です。

いずれもシラーPERが30を超えた後に大暴落しています。

今の値はITバブルには及びませんが、世界恐慌直前と同じくらいです。

シラーPERの解釈は色々できると思いますが、控えめに言って今は割安では無いですね。

 

もう一つ気になる指標が長短金利差の縮小です。

通常、債券の長期金利は短期金利より高くなります。長期だと返済できないかもしれないというリスク分が上乗せされるからです。

でも、長い歴史の中でこの長短金利が逆転するという不思議な現象が何度か起きています。そのメカニズムは次のようになります。

景気悪化を予想する人が増える。景気が悪化すると金利は下がるので、今は長期の借り入れを避けて短期で借りておこうという人が増える。長期で借りる人が減り、長期金利に下げ圧力がかかる。極端な場合は長短金利が逆転する。

 

米国債の長短金利差を確認してみます。

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(出典:FRED 10年国債金利ー2年国債金利)

図の0を下回っている期間が長短金利が逆転している時期です。過去2回はリーマンショックとITバブルの直前に起きています。

過去、米国で長短金利差の逆転が発生すると必ず景気後退が起きているそうです。

景気後退のサインというより、景気後退で起きる現象の1つと言った方が正しいのかもしれませんね。

そして現在の長短金利差は0.24%です。また長短金利は逆転していませんが、そう遠くない未来に逆転しそうですね。

 

現在の米国株は少なくとも割安の水準では無いと思います。

私はまとまった投資資金を持っていますが、一括投資をせずに積立投資をしています。

今の米国株が割高かもしれないと思っているからです。近い将来、今よりずっと安く米国株を買えるバーゲンセールが来るんじゃないかと思っています。

(実際には長期的に見ると今は安い方かもしれません。その場合は機会損失していることになりますが、自分の見る目が無かったと諦めます。)