インデックスファンドに投資する場合、一番大事なのはポートフォリオだそうです。
どの指数に連動するファンドをどれくらいの比率で保有するかを決めることです。
ポートフォリオは大事ですが、正解はありません。
悩みたくない場合は世界の全株式を時価総額比で保有するのが良いかもしれません。
テクニカルな面では信託報酬などの保有コストや指数連動の正確さなどがファンドを選ぶ条件になってきます。
ここで大きな選択になるのが、ETFと投資信託の選択です。
ETFは“Exchange Traded Funds”「上場投資信託」の略なので投資信託の一種ですが、株式と同じように証券取引所で売買できるという特徴があります。
ETFの最大のメリットは信託報酬等のコストが投資信託よりも低いことです。その代わり、一度の投資である程度まとまった額(10万円~)が必要になります。
投資信託は100円から投資できるので少ない資金でも投資できます。投資額を一定にできるので積立投資に向いてますね。
これまでは、まとまった投資資金があればETF、無ければ投資信託と考えられてましたが、eMAXIS Slim等の超低コスト投資信託の登場でコストの差はほとんど無くなっています。
コスト面での優位性は無くなったETFですが、まだ選択するメリットはあります。
まず運用額です。米国ETFのVTIは資産総額が約10兆円あります。eMAXIS Slim先進国株が250億円くらいなので規模が全く違います。
資産額が大きいと運用が安定します。指数との乖離が無くなり信託報酬が下がります。
なにより信用が高まります。
自分の大事なお金を長期間預けるので、信頼できるところに投資したいですよね。
私は主にeMAXIS Slimシリーズを中心に投資していますが、一番心配しているのは継続性です。
20年後も本当に運用が継続されているでしょうか?
この1年でeMAXIS Slimから世界市場に投資するファンドが3つも誕生しています。
eMAXIS Slim世界株式シリーズ
消費者ニーズにきめ細かく対応して作ったということなのでしょうが、純資産額は3つ合わせても50億円以下です。
20年後も運用が続いていくのか不安がありますね。