私はインデックスファンドの他に個別株にも投資しています。
実はこれまでの投資で得た利益はインデックス投資より個別株投資の方が多いです。
それでも今後はインデックス投資を増やすと同時に個別株の保有を減らそうとしています。いずれは大半をインデックスファンドにする予定です。
私がインデックス投資に大きく舵を切ろうと思った理由は、投資資産が大きくなってきたからです。投資額が大きくなると損失を出した場合の損失額も当然大きくなりますよね。
でも投資をする限り価格変動のリスクは負わなければいけません。
しばらく使う予定の無いお金であれば、一時的に含み損になっても耐えられます。
耐えられないのは含み損のまま投資人生を終了してしまうことです。これだけはなんとしても避けなければいけません。
個別株の場合は長期投資でも利益を出せるかどうか分かりません。会社が倒産してしまえば株式は無価値になってしまいます。
日本ではバブル崩壊以降、多くの大手企業が経営危機に陥りました。どんな大手企業でも安心ということはないでしょう。
米国でも、かつては米国を代表する企業だったGE(ゼネラル・エレクトリック)が経営難に陥っています。
インデックス投資の最大のメリットは長期的は上昇すると信じられることです。個々の会社は流行り廃りで勝者と敗者が目まぐるしく入れ替わりますが、全体でみると経済は緩やかに成長していきます。
世界経済の過去30年間の成長率を確認してみましょう。
(出典:内閣府経済財政白書)
過去30年間で世界経済が成長しなかった年は100年に一度の経済危機と言われたリーマンショックの年だけです。リーマンショックでも先進国のマイナス成長を新興国が補い、世界全体ではほぼ0%に留まっています。
2019年の世界経済は減速が予想されていますが、それでも3%程度は成長すると考えられています。
世界経済はずっと成長してきました。これからも成長していくでしょう。
株式はGDPのような経済指標と違って変動幅がずっと大きくなります。様々な思惑によって株価はしばしば高くなりすぎたり、安くなりすぎたりします。
でも長期的に見ると株式時価総額はGDPをはさんで上下に振れるだけでGDPからどんどん乖離していくことはありません。
株式時価総額は大きく変動してもいずれは実体経済に寄り添った値に戻るのです。
これは世界経済全体のインデックス投資をすると長期的には年率3〜5%のリターンを得ることを示しています。
2018年12月に世界中の株式が下落しましたが、私はインデックス投資の積立額を引き上げました。株価が下落して買いやすくなったからです。
どんなに株価が下がっても市場全体では長期的には必ず上昇します。
年率3〜5%で増えていくインデックスにできるだけ多くの資金を移そうと思っています。