2018年1月に開始されたつみたてNISAが2年目を迎えました。
制度開始と同時に積立を始めた人は既に40万円を投資したことになりますが、利益を出している人は残念ながらほとんどいないでしょう。
2018年の相場で上昇したのはほとんど変化しない国内債券を除くと国内REITだけでした。
でも国内REITを中心にポートフォリオを作る人はなかなかいないですよね。
2018年相場でひどかったのは12月の数十年ぶりの大幅下落でした。
先進国株が一時15%も下落したので金融危機が来たかと身構えてしまいました。
私が年初に書いた記事も今後の株価下落と景気後退を意識したものになっています。
ところが、2019年に入ると株式市場はかなり回復してきました。私には12月と1月で世界経済の何が変わったのかさっぱり分かりませんが、相場の回復は歓迎です。
私はつみたてNISAは100%株式で運用していて、eMAXIS Slim先進国株とeMAXIS Slim新興国株に7:3の割合で投資しています。
まずは昨年12月の急落と1月の相場回復を基準価格の推移で確認してみます。
12月の下落局面では、先進国株が新興国株より大きく下げました。その後の回復は同じように上昇したので結果的にこの期間のパフォーマンスは新興国株の方が良くなっています。
新興国株は12月までにかなり大きく下げていたので下落余地が限られていたのでしょう。
つみたてNISAの現在の評価額を確認してみます。
相場が回復してきたとはいえ、まだ先進国株で4.4%、新興国株5.3%のマイナスです。
最後に先進国株と新興国株の資産比率を確認します。
先進国株と新興国株がほぼ7:3になりました。
私のつみたてNISAは最初の設定のままで積立し、リバランスはしない方針です。
それでも1年間積み立てて資産比は結局7:3に戻りました。
積立投資だとリバランスしなくてもあまり比率は変わりませんね。
2年目以降は積み上がった資産が大きくなるので少しずつバランスが崩れてくるかもしれませんが、このまま方針は変えずに7:3で積み立てていきます。