投資をする目的は何でしょうか?
この答えは明らかで資産を殖やすためのはずです。
でも資産を増やす目的で投資をしたにもかかわらず、失敗して逆に資産を減らす人も沢山います。
私も初めて投資したときは失敗した経験がありますが、これってバカみたいですよね。
投資をしていることを他人に話さないという人は多いですが、失敗したときにかっこ悪いからという理由もあると思います。
投資をしているとお金に貪欲なイメージを持たれますよね。
それなのに大損してたらかっこ悪すぎです。
そんな事態は何としても避けなければなりません。
投資で損しない方法の1つは勝つまでやり続けることです。
2月13日のNISA(にいさ)の日に金融庁が公表した資料の中に面白いデータがあります。
国内株式市場は1990年1月のピークからずっと低迷を続けていますが、積立投資をしていれば収益はプラスになるというデータです。
毎月1万円投資をしていると、総積立額348万円に対して評価額が485万円と約1.4倍に増加するという計算になります。
含み損に耐えながら積立投資を続けているといずれは報われるということですね。
でも、私はこのグラフを見て2014年までほぼずっと含み損になることに衝撃を受けました。
投資開始から毎月欠かさず1万円投資を続けても約24年間ずっと含み損が続いたことになります。20年後でも約3割の損失になっていますね。
想像してみて下さい。20年間、実直にこつこつ積立投資した挙げ句に約3割の含み損です。60歳から投資を始めていたら絶望的ですね。
積立投資で利益を出すには数十年掛けて利益を出すんだという強い意思が必須になります。
一生を掛けるという覚悟でやりましょう。
投資で損しないもう1つの方法はナンピンで含み損を減らす方法です。
相場が大きく下落した時に投資額を増やすことで平均買い付け価格を下げます。そうするとその後少し相場が戻れば含み益に転じることができます。
私は毎月一定額を投資するドルコスト平均法とナンピン法の2つの方法でそれぞれ投資しています。
これまで約1年ほど2つの方法で運用してきました。
2018年は下落相場でしたが、結果はどうだったでしょうか?
現在の損益はドルコスト平均法がマイナス0.9%に対してナンピン法はプラス1.9%です。約3%の差が生まれています。
どんなに下がっても個別株のように無価値になってしまうことがないインデックス投資だとナンピン法は負けにくい方法として有効なんじゃないかと思います。
相場が大きく下落しても追加投資額が多ければ、下落したところから投資を始めたのとあまり変わらなくなります。負けるはずがないですね。
もちろん、ナンピン法にはデメリットもあります。下落した際の追加投資のために待機資金を用意しておかなければいけません。相場が上昇していく場合は、大きな機会損失になるでしょう。
それでも、私は損しない投資方法を選択したいと思います。
ちなみに、バブルのピークで一括投資していれば30年経った今でも大きな含み損を抱えていることになります。
長期投資をしていればいずれ報われる日も来るのでしょうが、その前に人生が終わってしまいそうですね。