早いもので2019年も3ヶ月が過ぎました。3ヶ月は1年の4分の1になりますね。2019年最初の4半期の主要資産のパフォーマンスはどうだったでしょうか?
インデックスファンドの基準価格の推移で振り返ってみます。
2019年に入ってから国内外の株式、リート、債券が全て上昇しています。
株式は3月に2回急落の場面がありましたが、すぐに回復しています。
最も上昇したのは先進国株でなんと20%も増えています。
国内株でも10%以上も上昇しました。
たった3ヶ月でのこれだけの上昇はすごいです。年率で考えると大変な上昇率になりますね。
私は「下がった資産に重点投資」を投資方針にしているので、全ての資産が上昇する場面はやることが無くなって退屈してしまいます。
今となっては昨年12月の下落相場でもっと投資しておけば良かったと思ってしまいますね。
投資をしているとどんな相場になっても満足できなくなります。
相場が下落すると、果てしなく損失が増えていくんじゃないかと不安になります。
逆に上昇相場だと投資に回していない現金の機会損失が気になります。
今年に入って絶好調の株式相場ですが、この上昇相場は長くは続かないと思っていた方が良いでしょう。
3月の相場下落は米国の長短金利が逆転する”逆イールド”がきっかけになりました。
逆イールドは多くの投資家が景気後退が近いと考えていることを示します。
運用会社ピクテのレポートでも中長期的に相場は下落すると予想していますね。
グローバル・マーケット・ウォッチ:見通しは良くない~逆イールドカーブが株式市場にもたらすもの | ピクテ投信投資顧問株式会社
逆イールドは過去の景気後退期の前に例外なく発生してきたので、景気後退の最も確実なサインとみなされています。
問題は逆イールド発生から景気後退までの時期がバラバラでいつ来るかは結局よく分からないところです。
早ければ数ヶ月先かもしれませんし、遅ければ2年先かもしれません。
今は焦らずコツコツと退屈なドルコスト平均法を続けておいて、いずれ来る下落相場に備えたいと思います。