昨日、平成最後の取引が終了しました。
日経平均株価の平成の終値は2万2258円でした。
昭和の終値が3万209円だったことから、平成は30年間かけて26%下落したことになります。
投資家としてこの結果は愕然としますよね。
しかし、この事実は決して忘れてはいけません。
株式は分散、長期で投資しても報われないことがあり得るということです。
株式投資はすごくリスクのある行為です。でも時にそれを忘れてしまいます。
私も最初はおっかなびっくり売買していましたが、売り買いを何度も繰り返していると、慣れてきて感覚が麻痺してきます。
相場全体が順調な時は、大体何を買っても儲かります。
儲かると嬉しいのでもっと儲かる株はないかと探します。
そして、過去のパフォーマンスが一番良い銘柄に全力で突っ込むようになります。
でもこういう投資のやり方は大損してしまう可能性も大きくなります。
世界で最も成功した投資家はウォーレン・バフェットですが、彼の投資利回りの平均は年率20%程度です。
逆に言うと、株式投資で年率20%以上のリターンを狙うのは無謀ということです。
私は「儲けよう」とするより、「損しないように」する方が結果的に上手くいくんじゃないかと思っています。
私の投資方針は「下落しているインデックスファンドに重点投資」です。
下落しているファンドは割安になっているので、そこからの下落幅は限定的になります。
インデックスなら分散投資するのと同じ効果があるので、割安株がそのまま消滅してしまうということもありません。
この戦略の根幹は「株式投資は怖い」というところから来ています。
株を買うということはそれだけでリスクの高い行為をしているのです。
私が平成相場で学んだことは、
株式投資はいかに損をする確率を抑えるかのゲームだということです。