米中経済対立で世界の株式市場で株価の下落が続いています。
私が投資しているインデックスファンドも、10%近くあった含み益がみるみる減っています。
新興国株に至っては含み損に転落しました。
でも私は今回の下落をあまり気にしていません。逆にもうちょっと下落したらいいと思っているくらいです。
今の水準は下落したといっても年初からみたら先進国株で20%、新興国株でも10%近く高いです。
年初より今のほうが米中対立が酷くなっているのだから、もっと下がってもおかしくないですよね。
昨年末の下落時にもっと思い切って投資すれば良かったと後悔していたので、今回の下落は一括投資のチャンス到来が近いと期待しています。
国際分散したインデックスの投資は平均点を狙いに行く投資法です。世界経済の持続的な成長に賭ける訳なので長期的には5%程度のリターンが期待できます。
逆にいうとそれ以上のリターンを期待するのは無理というものでしょう。
10%以上のリターンがある年があると、埋め合わせるようにマイナスになる年も出てきます。
リーマンショック以降、世界中の株式が10%以上の上昇を続けてきました。
世界の経済成長以上に上昇した株式はいずれ下落して帳尻を合わせるしかありません。
2018年の下落は加熱しすぎた相場を少し冷ましたことになるのでしょう。
インデックス投資家は、長期的なリターンが5%程度だということを受け入れるのが大前提です。
その上で確実に年率5%のリターンを得るには、投資のタイミングが大事になります。
もし「〇〇バブル」と後で名付けられるような加熱相場のピークで投資してしまうと、10年分くらいの期待リターンは簡単に吹き飛んでしまいます。
それでも50年以上の長期投資なら投資タイミングなんて誤差だと思えるかもしれませんが、50年後に報われることを前提に投資する人はあまりいないでしょう。
死ぬ間際に金銭的に報われても使う時間が無いですからね。
相場の底で投資するのは難しくても、少なくともバブルのピークで投資するのはなんとしても避けないといけません。
では、どのタイミングで投資すればよいでしょうか?
目安としては直近のピークから20%以上下落したら思い切って投資しても良いかなと思っています。
例えば、eMAXIS Slim先進国株式だとピークの基準価格は2018年10月の12,400円です。
ここから20%安い水準は9,900円くらいになります。
今日現在(2019年5月19日)の基準価格は11,900円なので、もう少し様子をみても良いでしょうね。
eMAXIS Slim新興国株式のピークの基準価格は2018年1月の11,700円です。
ここから20%安い水準は9,400円くらいになります。
今日現在(2019年5月19日)の基準価格は9630円です。金曜夜のNY市場でも2%近く下がっていたので月曜には20%の壁を超える(下回る)ことになるでしょう。
今の世界情勢をみると、新興国に逆風が吹いています。
米中対立が激化していて、この先も米国の圧力は強まりこそすれ弱まることは無さそうに見えます。
新興国株の見通しは暗いと考える人が多数派になってきています。
みんなが悲観的な見通しになるのが大体20%下落の水準なのです。
新興国株に買い増しのチャンスが近付いて来ました。
この先、新興国株がさらに下落していくようなら5〜10年分の投資予算を一気に投資する予定です。