最近、NIKKEI STYLEで気になる記事を見つけました。
楽天証券経済研究所ストラテジストの窪田さんによると、今は国内株に投資する絶好のチャンスだそうです。
理由は昨年末から景気が悪いという話が増えてきて株価が下がってきているからだそうです。
PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)などの投資指標も割安を示していて、彼がファンドマネージャーとして活躍していた過去25年のどの時期より今の方が割安だと言えるそうです。
記事を読んでいるとまさに国内株を買うなら今しかない!と思ってしまいますね。
実際、ここ最近の国内株のパフォーマンスはかなり悪いです。
過去2年分の国内株の株価推移を先進国や新興国と比較してみます。
先進国株より15ポイント以上も下回っています。さらに、米国に散々叩かれて下落している新興国株よりも悪いという酷い結果です。
あれ?アベノミクスって何だっけ?
逆にここまで下がったら後は上がるしかないというのが窪田さんのご意見だと思います。
国内株に強気の窪田さんの記事を読むとつい手を出したくなります。(実際にいくつか手を出してしまいました。)
一方で、「ほんまかいな」という思いもあります。
「ほんまかいな」と思う理由は異次元金融緩和です。
今はマイナス金利でこれ以上下げることができないとこまで金利を下げています。
更に日銀がETFを空前の規模で買い付けることで株価を押し上げています。
哀しいですが、普通ではありえないような金融緩和を実施した結果が今の株価です。
異次元金融緩和はいつまでも続けることが出来ないので、いずれ限界を迎えるでしょう。そうなると株価は当然下押しされるはずです。
実際、FRBが今年中に金利を下げるという推測でNYダウは上昇しましたが、日本株は逆に下落しました。
FRBが利下げを実施してもマイナス金利の日本は追随が難しく、そのまま日米金利差が縮小すると予測されたからです。
とはいえ、日本株が割安になってきたというのは心に留めておきたいと思います。
もう一段の下落があったら積極的に投資しても良いかもしれません。