インデックスファンドで投資する場合、どのファンドに投資すれば良いでしょうか?
インデックスファンドと一口に言っても種類は色々あります。
大きくは株式、債券、REITの3つに分けられます。
そこからさらに先進国、新興国、国内と細分化されます。
株式だと今は米国株や先進国株のインデックスファンドが人気ですね。
過去10年間のパフォーマンスをみると、米国株が断トツに良いからです。
米国株が50%以上含まれる先進国株も米国株の恩恵を受けてかなり上昇しました。
一方で新興国株のパフォーマンスは冴えません。ボラティリティ(変動幅)が大きいのにパフォーマンスが悪いとは最低ですね。
去年から始まった米中貿易戦争がエスカレートしていることで中国株が下落しています。解決の糸口も見えないので今後もしばらく伸び悩むのかもしれません。
そんな中、私は新興国株にかなり投資しています。
私が新興国株に投資するのは別に新興国が好きだからじゃありません。
株価が下落しているからです。
私は保有するインデックスファンドが含み損になったらそのファンドを集中的に買うことにしています。
それが今はたまたま新興国株というわけです。
私がこの方針を決めて最初に集中投資したのが"ニッセイJリートインデックスファンド"でした。
私が投資を始めたのは国内リートが1年以上下げ続けていた時でした。直近のピークから15%ほど下げていました。
当時のチャートを再現すると下図のようになります。
図1、ニッセイJリートインデックスファンド(2016/04-2017/10)
2017年は株式が絶好調で米国株は何度も最高値を更新していました。下げているファンドは国内リートくらいだったと思います。
株式は高くなりすぎていると思った私は思い切ってニッセイJリートに投資してみました。
図2、ニッセイJリートインデックスファンド(2016/07-2019/07)
その後、国内リートの快進撃が始まります。2018年は株式は大きく下落しましたが、国内リートだけが右肩上がりに上昇しました。
今では私が保有する全ファンドの中で一番含み益の大きいファンドになっています。
新興国株もすぐにこうなるかは分かりませんが、遅かれ早かれいずれ上昇するはずです。
インデックスファンドの最大の魅力はどんなに下落しても倒産しないことです。
そして個人投資家の最大の強みは投資期間を無限に持てることです。
低コストのインデックスファンドを見つけたら、それを出来るだけ値段が安いときにたくさん購入すべきです。
保有ファンドが含み損になっている場合は尚更です。
長くやっていればいずれ利益が出るでしょう。