史上最強クラスの台風19号が日本を通過し、各地で大きな被害が出ました。
私のスマホも災害通知のアラームが何度も鳴っていました。
あれはかなり不安を煽られますね。。
災害から一夜明け、テレビのニュースからは災害被害の状況が報告されています。
被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
あともう少し規模が大きかったら私も被害に遭ってたかもしれません。
自然災害は決して他人事ではありませんね。
災害が発生した後は必ず、これまでの安全対策は万全だったか、今後の安全対策はどうあるべきかという議論になります。
議論自体は健全なことでより良い安全、安心な社会を目指していくべきです。
でも災害後の議論ではいつもコストが度外視される傾向があると思っています。
今回の台風では一部河川の氾濫がありました。
氾濫の一部はスーパー堤防があれば防げたかもしれません。
だからといって、すぐにスーパー堤防の建築をすべきかどうかはよく考える必要があります。
安全、安心には多大なコストが掛かるからです。
毎日、何十人もの人が自動車事故で亡くなっていますが、自動車を廃止しないのはリスクを上回るリターンがあると考えられているからです。
安全性を追求するなら、制限時速を5kmにして牛車のような使い方だけにすれば死亡事故はゼロにできるでしょう。
その代わり経済成長を諦めて貧困国になることを受け入れないといけません。
北朝鮮の核ミサイルは日本に照準を合わせています。中国やロシアの核ミサイルも日本に向けて配備されているでしょう。安全を考えると、日本人全員が核シェルターを準備する必要がありますね。2千万円くらいは掛かるでしょうか?
他にも原発問題や豊洲移転問題など、安全、安心を巡る議論はいくつもありますが、災害の直後はコストが軽視される傾向があるように思います。
安全のためのコスト(=お金)も人生の大切な時間と引き換えに手にしたものです。ある意味人生そのものと言って良いでしょう。
私達の周りは危険で溢れていますが、ある程度は受け入れて生きていくしか仕方ありません。
そうしないと、安全、安心の為に全てを犠牲にする人生を生きないといけなくなります。