インデックスファンドに投資して長期保有していれば一時的に含み損になることはあってもきっと報われるはず。
インデックス投資家はこれを信じてコツコツ投資を続けています。
それでも長期投資の長い道のりの中では、自分でも「ほんとに大丈夫?」と思うことが時々あります。
含み損を抱えているときは尚更ですね。
不安になってネットを調べると、「長期投資はリスクを減らさない!」というような記事を見つけてさらに不安を煽られてしまいます。
何をリスクと定義するかで答えが変わってしまうのですが、一般的な個人投資家の興味は自分が投資した額をリターンが下回る確率が長期投資で低減するのかどうかです。
この疑問に対して分散投資の本家本元バンガード社が投資家へのメッセージの中で答えてくれています。
過去の株式市場のデータを分析すると、損失が発生する確率は投資期間が長くなるほど小さくなります。
1年間の投資では25%以上の確率で損失が発生しますが、10年間の投資だと損失確率が4%にまで減少します。
投資期間を20年間にすると、損失発生率は0%になります。
ここで大事なことは、1つの会社や1つの業界に偏って投資しないことです。
多種多様な企業に分散投資することが重要です。
市場全体でみると、上手くいく会社の方がダメになってしまう会社よりも多いのでいずれは利益が出るようになります。
そして、利益を再投資することで指数関数的な資産額の上昇が期待できます。
例えば、1万ドルを利回り6%で運用できれば、1年目の終わりに600ドル儲けることができます。
この600ドルを1万ドルに上乗せして投資すれば、翌年は636ドル儲けることができるようになります。
これを繰り返すと20年後には1800ドル以上儲けることができるようになります。
複利の力ってすごいですね。
もし1年目の利益の600ドルを使ってしまうと、翌年の利益も600ドルになってしまいます。
最初の数年はあまり差が分かりませんが、20年後には何倍もの差になるはずです。
下図は再投資しなかった場合と再投資した場合の年間利益の違いを図示したものです。
毎年6%の利益をずっと続けることは実際には出来ませんが、複利の力のすごさは理解できますね。
大事なことは、1.投資先を分散 2.長期で保有 3.複利運用 の3つです。
これを守れば損することはありません。
天下のバンガードが言っているので間違いないでしょう。きっと!