株式投資でどうしても避けられないのは損失を出してしまうことです。
幅広い銘柄に分散投資していれば、利益が出る銘柄と損失を抱える銘柄が出るのは仕方がありません。
問題は含み損になってしまった時にどうすれば良いかです。
ここは潔く損切りしてしまいましょう!
私が投資初心者だった頃は、含み損になっても売らずに放置していました。
「塩漬け」という状態ですね。
含み損のまま売却してしまうとそこで損失が確定するので、投資の失敗が動かせない事実になってしまうのが嫌だったからです。
でも損失を確定してもしなくても損失を出したことの事実は変わりません。
含み損に耐えて保有を続けるより、思い切って売却する方がメリットがあります。
損益通算で払いすぎた税金を取り戻すことができるからです。
株式の売却益や配当には20%の税金が差し引かれます。
利益に対して税金が掛かるのはしょうがないです。
でも含み損で全体で見ると損失の方が多いのに利益部分だけ見て税金が引かれるのは不公平ですよね。
損失を出したらちゃんと確定して利益部分を相殺しましょう。
今は損失を出してるけど、そのうち上昇するはずだから持ち続けたいという場合もあるでしょう。
そんな場合は一度売却して同じ値段で買い戻せば良いです。
私も最近、含み損の株を売却しました。
日医工というジェネリック医薬品の企業です。
製薬だから景気動向の影響を受けにくいし、ジェネリックだから新薬開発の失敗で大幅下落ということも無いだろうと思って購入しました。
ジェネリック薬の使用は国も推進しているので、売上も利益も上昇するに違いない!
そんなふうに考えていた時期が私にもありました。
まあ、結果としては大失敗ですね。
なんというか、買ってからずっと下がり続けてましたね。
配当が2%くらい出ているので保有していても良いのですが、一旦損失を確定することにしました。損失額は3万円弱です。
この損失額は今年の利益から差し引かれて税金が一部返還されることになります。
含み損株を売却するもう一つのメリットはポートフォリオ一覧に含み損銘柄が減らせます。
これは単に気分だけの問題ですが、保有銘柄がみんな含み益だと気持ちが良いです。
今年も残り1ヶ月半になりました。今年の損は今年のうちに確定してしまいましょう。