つみたてNISAの制度って簡単なようで分かりにくかったりします。
「つみたてNISA延長!」のニュースを聞いたときは何が変更されたのかよく分かりませんでした。
今回の変更はつみたて開始年をいつから始めても最大800万円分の非課税枠が利用できるようにするということです。
当たり前のように聞こえますが、これまではつみたて開始年が遅れるごとに積立できる総額が減っていく仕組みでした。
金融庁のページで確認してみましょう。
来年度の改正で仮に2037年からつみたてNISAを始めても800万円まで投資可能になるそうです。
ただし、つみたて開始できる期限は2037年のまま変わらない予定です。
いつも思いますが、NISAやiDeCoの制度って簡単なようで分かりにくいですよね。
「わざと分かりにくくしてる?」と思ってしまいます。
今後は開始期限年も撤廃してより分かりやすい制度なって欲しいと思います。
それでは、今月度もつみたてNISA資産を公開します。
まずは、つみたてNISAが開始された2018年1月からの世界3地域(先進国、新興国、日本)の株価推移をeMAXIS Slimの基準価格で確認します。
11月の株式市場は10月の上昇勢いを受けて前半は上昇を続けましたが、後半に入って少し勢いが無くなっています。
米中対立のなりゆき次第で株価は大きく影響を受けてしまいますが、香港デモへの対応で先行きが見えなくなってきました。
つみたてNISAの投資先と現在の評価額がこちらになります。
先進国株は好調ですね。含み益が9%近くになってきました。
新興国株はまだ含み損が続いていますが、ほぼ損失は解消されています。
つみたてNISA全体での評価損益です。
先月よりもさらに含み益が増えています。
つみたてNISAを開始してから2年近くでやっと含み益が6%を超えました。
最後に先進国と新興国の資産比率を確認します。
先進国と新興国の投資比率は7:3です。先進国のパフォーマンスが新興国を上回っているので、その分比率が高くなっています。
新興国のパフォーマンスが先進国を上回る日は果たして来るでしょうか?
気長に観察を続けたいと思います。