早いもので2019年も残りあと僅かになりました。
振り返ってみると、2019年の世界の株式はかなり好調に推移しました。
年初にはここまで株価が上がるとはとても予想できませんでした。
年初は2018年12月の株価急落を受けて、このまま世界的な下落相場が始まるという予想が支配的でした。
私が今年最初に書いた記事を確認すると、今年の投資方針は「含み損率を5%までに抑える」と書いていました。
このまま株価が下落していくことを前提にしているのが今見ると可笑しいですね。
いつでも市場の先行きを見通すことは難しいものです。
証券アナリストの市場予測もほとんど占いレベルだと思って良いでしょう。
私達に出来ることは、後から振り返って答え合わせをするくらいですね。
そこで、2019年のインデックスファンド8資産のパフォーマンスを比較してみようと思います。
今回比較に使ったのは以下の8ファンドです。いずれのファンドも信託報酬が最安クラスの優良ファンドです。
資産クラス |
ファンド名 |
先進国株 |
eMAXIS Slim先進国株 |
新興国株 |
eMAXIS Slim新興国株 |
国内株 |
eMAXIS Slim国内株式(日経平均) |
先進国債券 |
ニッセイ外国債券インデックス |
新興国債券 |
iFree新興国債券インデックス |
国内債券 |
ニッセイ国内債券インデックス |
外国リート |
ニッセイグローバルリートインデックス |
国内リート |
ニッセイJリートインデックス |
バランス |
eMAXIS Slimバランス(8資産均等) |
それでは、各ファンドの騰落率を比べてみましょう。
全ての資産クラスが上昇していますね!
2019年はどの資産クラスに投資していても儲かった素晴らしい一年でした。
特に先進国株は30%超えの大幅上昇でした。年初に一括投資した人はおめでとうございます。
先進国には及ばないものの、新興国株や国内株も20%を超える大幅上昇でした。
また、今年はリートを購入していても大正解の年でした。外国リートも国内リートも20%以上も上昇しています。
債券だって上昇しています。もう、どれを買っても正解でした。
今年、投資で大きな利益を得られた人は昨年末の株価急落時に積極的に投資額を増やした人だと思います。
投資のリターンは恐怖に対する報酬です。
資産急落の恐怖に負けずに投資することができれば、いずれ大きなリターンを得ることができます。
個別株でこれをやると下手をすると破産してしまいますが、インデックスファンドなら辛抱強く待てばいずれ利益を手にすることが出来ます。
次の株価暴落時にはこの記事を自分で読み返したいと思います。