つみたてNISAって、どれくらい儲かるものでしょうか?
早いもので今月でつみたてNISAも開始から2年が経過します。
私はつみたてNISAが開始された2018年1月から資産推移を毎月記録しています。
長期投資では2年は短いですが、それでも毎月コツコツ投資してきた成果が見え始めてきています。
まずは、つみたてNISAが開始された2018年1月からの世界3地域(先進国、新興国、日本)の株価推移をeMAXIS Slimの基準価格で確認します。
つみたてNISA開始1年目の2018年は株式市場が低迷した1年でした。
先進国株、新興国株が10%〜20%も下落しています。
2019年は一転して回復し、結果的に先進国株は2年間で14%上昇しました。
一方で、新興国株と国内株は2年間で2〜5%のマイナスになっています。
これまでのところは先進国株を購入するのが正解だったということになりますね。
私はつみたてNISAの投資枠で先進国株と新興国株の両方に投資しています。
投資比率は先進国株:新興国株=7:3です。
2年間で株価が上昇した先進国株と下落した新興国株の投資成果はどうなったでしょうか?
2年間のつみたてNISAの評価損益を比べてみましょう。
おもしろいことに、つみたてNISAだと新興国株でも利益がでています。
これはドルコスト平均法で積立投資をしているからです。
毎月一定額を投資する積立投資では投資全期間の平均価格で購入することになります。
新興国株は2018年に大きく下落した後で2019年に回復しています。
2018年の下落で平均購入価格が下がったので、2年前の株価より低くても利益が発生しました。
ドルコスト平均法の強みが発揮された2年間でしたね。
つみたてNISA全体での評価損益です。
先進国株、新興国株を合わせた口座全体での含み益は11.5%になりました!
金額でも9万円ほどの利益が出ています。
まだまだ投資額も利益額も小さいですが、コツコツ投資していれば利益がついてくると感じられるようになってきています。
もちろん、この利益は確定せずに投資を続けていきます。
そうすることで利益分が再投資に回されて雪だるまのように加速度的に利益が大きくなっていきます。
最後に先進国と新興国の資産比率を確認します。
投資比率は先進国株:新興国株=7:3ですが、先進国のパフォーマンスが新興国を上回っているので、その分比率が高くなっています。
調子の良い先進国株だけに投資したら良いと思われるかもしれません。
でも、私は長い目で見ると先進国と新興国のパフォーマンスが逆転してもおかしくないと思っています。
長い目で見てどちらのパフォーマンスが良いのか分からない場合は、両方に投資しておくのがインデックス投資家の基本的な考え方です。