中国で発生した新型肺炎の感染拡大は深刻さを増しています。
毎日のように新たに感染した人の数が追加されてその数が早くもSARSを超えたそうです。
2003年のSARSの大騒動を思い起こすと、それを超える新型肺炎の恐ろしさが実感できますね。
WHOも緊急事態を宣言しました。今や中国だけの問題じゃなくなっています。
この新型肺炎はついに経済にも大きな影を落とし始めています。
1月20日まで好調だった世界の株式市場はそこから一気に下落し始めました。
特に震源地の中国を抱える新興国株式の下落が止まりません。たったの10日で8%も下落しています。
さらに30日には米国政府が中国への渡航を中止するように勧告を出しました。米国が設定する4段階ある渡航の警戒レベルの内最大のレベル4に設定されました。
世界の2大大国の米国と中国の間の渡航が制限されることは両国経済、特に中国経済に大きなダメージになるでしょう。
この新型肺炎ショックに個人投資家はどう対応していけば良いでしょうか?
私は保有ファンドの4割が新興国株なので今回の事態には心を痛めています。
そんな不安な投資家を慰める良記事を見つけました。
日経新聞の記事によると、SARSや鳥インフルエンザといった過去に大問題となった感染症は一時的に株価が下落しても数カ月後には元の水準に戻っているそうです。
景気が拡大中だと感染病などのショックがあってもそう簡単に揺らがないし、景気下落傾向なら政策対応の強化が株価を押し上げます。
過去の感染症ショックは長くても半年ほどで収束しています。今回の新型肺炎も一時的に感染が広がったとしてもいずれは収束するでしょう。
少なくとも米中貿易戦争のように何年も引きずるようなものではありません。
そう考えると、長期投資家にとっては今回の下落はむしろ買い場になるかもしれません。
株価が好調だったこの数ヶ月は新規投資を控えてきましたが、株価下落を機に投資額を増やしていきます。
まずはeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の投資額を毎日5千円積立から1万円に増額しました。
いずれにしろ、早く収まって欲しいですね。。