個人が投資リスクを考えるとき、最悪の想定としてリーマンショックを考えることが多いですよね。
2008年に起きたリーマンショックでは株価が約半分にまで落ち込みましたが、数年後には元の水準にまで回復しました。
「最悪、株は50%くらいまで下落することがあり得るが、数年間耐えることが出来れば損することはない。」
だって、リーマンショックは100年に1度の金融危機と言われたくらいですから。それ以上のリスクを想定するのは非現実的というのが一般的な認識だったと思います。
でも今回のコロナショックはリーマンショックを上回る危機になりそうです。
IMF理事のおばさんが景気後退はリーマンショックのときより遥かに悪いとコメントしたことがニュースになっています。
彼女はインタビューの中で「私の生涯において、いま最も深い闇の中に人類はいる」と話しています。
彼女の正確な年齢は分かりませんが、写真を見るとそこそこのおばさんです。
少なくとも過去50年で最悪と考えて良いでしょう。
また、アメリカの失業保険の申請件数がものすごい数になっています。
一番右の壁みたいになってるのがここ数週間の申請数ですね。アメリカの財政支出はどれほどの額になるのでしょうか。。
2008年ー2010年にある小さいピークがリーマンショックの山です。今回と比べたら誤差みたいなもんですね。
こういう規格外のデータを見ると、コロナショックは世界を根底から変えてしまうほどの破壊力を持っているのかもしれません。
もちろん、人類はウイルスとの戦いに勝利するはずです。一時的に経済が大きく落ち込んでもいつか必ず上昇していくにきまっています。
でも、回復までの期間はかなり長くなることを覚悟した方が良さそうです。