新型コロナウイルスの感染拡大が日に日に酷くなっています。
政府も緊急事態宣言を全国に拡大しました。これで日本中の街から人がいなくなるでしょう。
日本だけじゃないですね、世界中の街から人がいなくなっています。
もう、これを超える異常事態は戦争しかありません。
それでも、最近の株価は何故か持ち直しています。
3月中旬まで急激に株価が下落しましたが、3月末からは回復傾向です。
先進国株は年初からの下落率がマイナス15%まで回復しました。
マイナス15%の下落でも大きいですが、数年に1度はあるくらいのレベルです。
戦後最大の異常事態の中でこの株価は大健闘と言って良いでしょう。
このまま株価が回復していってくれると良いですが、今の異常事態がこの程度の下落で済むとは思えません。
ハーバード大学が新型コロナの流行が2022年まで続く可能性があると報告しています。
ロックダウンで感染拡大を封じ込めたからといって、解除後に街に人が戻ればまた感染が拡大するという内容です。
考えてみれば当たり前のことです。ロックダウンは感染拡大を抑えるだけで、ウイルスを完全に駆逐することはできません。
ウイルスの特効薬やワクチンが開発されない限り根本的な解決にはなりません。
それには1年以上の時間が必要になります。
それまではウイルスとうまく共存しながらなんとかやっていくしかありません。
ロックダウン解除後もなんらかの外出抑制は必要になるはずです。
当然、経済活動にはマイナスの影響が続くことになります。
その影響がマイナス15%程度で済むとは思えません。今年中にまた株価が下落していく局面が来ると思います。二番底です。
先のことは分かりませんが、「二番底はきっと来る」と思って準備しておきましょう。