株式投資をする上で最も注意しないといけないのが株価が変動するリスクです。
たまたま運良く上昇してくれればラッキーですが、想定している以上に下落するリスクもあります。
「投資は無くなってしまっても困らないお金でやりましょう。」という助言をよく目にしますが、実際に儲けるつもりが損をして終わる人が沢山いるからです。
私がこれまでの投資経験で学んだことは、株式投資ではリターンよりもリスクに注意するべきということです。
株式投資のリスクを減らす方法は大きく2つあります。
分散投資と長期投資です。
分散投資は色んな種類の株を購入することですが、儲かりそうな業界だけじゃなくて衰退しているような業界の株も買った方が良いでしょう。
何が実際に成長するのか衰退するのか本当のところは誰にも分からないからです。
インデックスファンドを買うと問答無用で全部の株を買うことになるので、大きなリターンは見込めませんが大失敗のリスクを回避できます。
難しいのは長期投資です。
人間には寿命があるので長期投資にも限界があるからです。
30年くらいが一つの目安になるでしょうか。
でも株式市場からすると、30年だと長期とは言えません。
30年くらい市場が低迷し続けることは起こり得るからです。
日経平均が1989年につけた最高値3万9千円をまだ更新出来てないのが何よりの証拠です。
長期投資でリターンを確実にするには、運が悪いと40年、50年と掛かるかもしれません。
一生我慢して投資を続けて死にそうな頃になってやっと儲かってもしょうがないですよね。。
投資期間が20年でも確実に儲けようと思えば、リターンを多少犠牲にしてでもリスクを低減させる方法を取るべきだと思います。
リスクを低減させる方法の1つが、投資余力を残しておく方法です。
全額を一度に投資しないで一部を現金で持っておくべきです。
例えば1千万円の投資用資金があれば、800万円を株式、200万円を現金で持っておきます。
株価が大きく下落して持ってる株が含み損になった時に残しておいた200万円で追加投資します。
こうすることで、下落時の損失からいち早く回復することが出来ます。
20年の投資期間でも確実に利益を出すことができるでしょう。
もしずっと株価が上がり続けて含み損になることが無ければ、待機させておいた200万円は機会損失ということになります。
一気に全額投資しておけばもっと儲かったと後悔することになるかもしれませんが、それはとても贅沢な話ですよね。