「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言があります。
株や債券に分散投資をすることで暴落時の下落リスクを抑えようということです。
1つのカゴに卵を入れてるとカゴが落ちると卵が全部割れてしまいます。
複数のカゴに分けて入れていれば、1つのカゴが落ちても他のカゴの卵は割れなくて済みます。
この格言はコロナショックのような大暴落のときに効果を発揮するはずです。
実際にどうなったかを確認してみましょう。
2020年の主要8資産のパフォーマンスを低コストインデックスファンドの基準価格推移で確認してみます。
主要8資産の内、6資産が3月のコロナショックで一斉に下落しています。
暴落しなかった2資産は先進国債券と国内債券でした。
国内債券はいつでもほぼ変化しないので資産運用としての価値がほぼありません。
結局、暴落局面で下落のショックを和らげられる投資資産は先進国債券しかなさそうです。
その先進国債券も金利がゼロまで下がっているので、今後は変動しない資産になるかもしれません。
分散してもそこまでリスクは低減できなさそうです。
暴落時に追加投資できるように待機資金(現金)を持っておくのが一番のリスクヘッジなんでしょうね。
次に私のインデックス資産推移です。
順調に伸びています。今月は投資額を抑えていますが、株価の上昇のおかげで資産が増えました。
先月からの資産比率の変化を確認します。
先進国株と新興国株の比率が先月より少し上がっています。
インデックス資産の含み損益の推移を確認します。
4ヶ月連続で含み益が増えています。コロナ禍の中でこれだけの含み益上昇は上出来です。
市場は先行きにかなり楽観的なんですね。
コロナショック後、順調に株価は回復してきましたが、決算で大企業の予想を上回る赤字が明らかになってきています。企業業績の悪化が続けば当然株価も下落します。
近いうちに大きな下落が待っているかもしれません。
それでもインデックス投資家のすることはバイ・アンド・ホールドしかありません。
2番底が来たらまた一気に投資します。