インデックスファンドで一番人気といえば、先進国株インデックスというのが常識ですよね。
と、思っていましたが、
今やeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の純資産総額は先進国株を超えて、Slimシリーズで最高額になっていました。
1位 eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 純資産総額=1525億円
2位 eMAXIS Slim先進国株 純資産総額=1227億円
番外 eMAXIS Slim国内株(TOPIX) 純資産総額=211億円
米国株の人気は凄まじいですね。
それに比べて、日本株の人気の無さは悲しくなります。日経平均の50億円を足しても米国株人気に遠く及びません。
自国の株式にオーバーウェイトしてしまうホームカントリーバイアス現象がありますが、インデックス投資家からはそんなバイアスは感じられません。
そんな大人気の米国株ですが、先進国株を買っても約7割は米国株を買っていることになります。今や先進国はだいたい米国株で出来ているといっても過言ではないでしょう。
先進国株インデックスの構成国比率
組入上位銘柄ももちろん米国株です。
先進国株の組入上位銘柄
上位10銘柄中、9銘柄が米国株です。
Slim米国株式(S&P500)の組入銘柄も確認してみましょう。
S&P500の組入上位銘柄
上位10銘柄中、8銘柄が共通しています。
もはやどっちに投資してもあまり変わらないレベルかもしれません。
米国株が強くなればなるほど、この傾向は強くなります。
米国株が今後も他の市場を上回れば、先進国株に占める米国比率は80%、90%と上がっていきます。
米国株と先進国株がほとんど変わらなくなっていきます。
過去10年間、米国市場は他の市場よりも大きく上昇しました。
この先10年間はどうでしょうか?
先のことは分かりませんが、先進国株を買っておけば米国市場の先行きを心配する必要は無くなります。
この先も米国株が上昇すれば、先進国株はますます米国株のようになります。
他の先進国が盛り返すことになれば、米国に代わって先進国株の上昇を牽引することになります。