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ダイヤモンドの価値はマーケティングで作られた

婚約指輪は給料の3ヶ月分」という言葉を聞いたことはありますか?

 

デビアス社が過去に日本で展開した広告の文言です。

この広告のすごいところは、「婚約する時は出来るだけ高いダイヤモンドを彼女に贈るのが当たり前」という概念を日本人に刷り込んだことです。

 

実はデビアスがプロモーション展開する前は婚約者にダイヤモンドリングを贈る習慣はありませんでした。

それが、広告展開の成功で7割以上のカップルがダイヤモンドを購入することになりました。

まさに広告戦略の大成功です。

 

Netflixのドキュメンタリー「世界の"今"をダイジェスト」でダイヤモンドが特集されていておもしろかったので紹介します。

www.netflix.com

 

デビアス社は、ダイヤモンドの採鉱・流通・加工・卸売会社でかつて世界のダイヤモンド鉱山のほとんどを手にすることでダイヤモンド市場を作り上げました。

ダイヤモンド供給を絞ることで市場価格を釣り上げると同時に「ダイヤモンドは永遠の輝き」というスローガンで最高の宝石というイメージを全世界の人に植え付けることに成功します。

 

そんな大成功を収めたデビアスですが、大きな転機が訪れます。

 

人工ダイヤモンドの誕生です。

 

ダイヤモンドは炭素から出来ています。

炭素同士の結びつき方の骨格が変わることで、ダイヤモンドのような美しい宝石になりますが、素材は黒炭と同じです。

人工的にダイヤモンドの骨格を構成できれば、ものすごく安くすることが出来るということです。

 

ダイヤモンドの結晶構造は天然ものも人工ものも変わらないので実質的に同じものを作れます。

 

では、ダイヤモンド相場は大暴落するのでしょうか?

 

今の所、天然ダイヤモンドの価格はある程度維持されているようです。

これはデビアスが中心になって「天然ダイヤモンドは人工ダイヤモンドよりも価値が高い」というイメージを消費者に植え付けているからです。

 

デビアスは人工ダイヤモンドのブランド「LightBox」を別に立ち上げ、普段使いの利用を促しています。

あくまで特別な時には人工では無く天然のダイヤを買って欲しいということです。

 

婚約指輪に人工ダイヤモンドを贈るなんてとんでもない!

「デビアスに高いお布施を払うことで、愛の大きさを証明するべきだ」ということですね。