インデックスファンドで一番の人気はeMAXIS Slimシリーズです。
超低コストで他社が信託報酬を引き下げるとすぐに追随すると明言しているので、コストを重視する投資家から圧倒的な支持を得ています。
そんなeMAXIS slimシリーズですが、分かりにくいことにeMAXISシリーズという商品も販売されています。
この2つのシリーズは中身は同じで信託報酬(コスト)だけが違います。
先進国株インデックスファンドを例に比較してみましょう。
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eMAXIS |
eMAXIS Slim |
信託報酬 (税込、年率) |
0.66% |
0.1023% |
純資産総額 |
463億円 |
1306億円 |
設定日 |
2009/10/28 |
2017/02/27 |
同じ商品なのに信託報酬だけが6倍もの差になっています。
なぜ、こんなことになるのか?過去記事にありますので参考にして下さい。
これまでのデータを使って、コスト差がどれくらいのリターン差になるかを調べます。
eMAXIS Slim先進国株が設定された2017年2月27日から今日(2020年10月16日)までの全期間パフォーマンスを比較します。
最初の年は差がほとんど分からないほどしかありませんが、2019年あたりからグラフでも両者の差が明らかになってきます。
2017年2月27日に1000万円を一括投資していれば、
eMAXIS 先進国株は1331万円
eMAXIS Slim 先進国株は1357万円
になりました。
その差は25万円以上です。
この差額分も運用されるので、2つのファンドの差は年々大きくなっていきます。
最初の選択の違いが莫大なリターンの差になってしまいます。
くれぐれも間違えないようにしましょう。