「石の上にも三年」ということわざにあるように、つらくてもその場に留まって我慢することが美徳とされています。
少なくとも私が育ってきた環境ではそれが当たり前として認識されていたと思います。
「辛いからとすぐに辞めるやつは次もどうせ上手く行かないから転落の人生が待っている」と言われてました。
でも最近は「そうじゃない、逃げても良いんだよ」という意見も目にするようになってきています。
カズレーサーさんは「逃げちゃだめ、なんてウソです、ウソ(笑)」と完全否定しています。
例えば、アップルの偉大な創業者スティーブ・ジョブズがいなくなった後もアップルは最高益を更新しています。
つまりジョブスがいなくてもアップルは問題なかったということです。
替えの効かない人なんていないんだから、そこに留まらないといけない理由なんてないという訳です。
私も「辛かったら逃げていい」に賛成です。
昔は人生の選択肢が少なくて辛くても耐え忍ばないと生きていけないとう状況も多かったと思います。
でも現代の日本は、辛い思いをして我慢しなくてもどうとでも生きていけるようになっています。
ネットにさえ繋げれば、娯楽費なんてほとんど掛かりません。
ユーチューブもインスタもツイッターも無料です。有料サービスのネットフリックスだって、1日に換算すると30〜40円です。
生きていくのにそんなにお金は必要じゃなくなってます。
「ブランド服や高級車で見栄を張りたい、偉くなって人からすごいと思われたい」とさえ思わなければ、頑張っても頑張らなくてもQOLはそんなに変わらなくなってきています。
もちろん、逃げずに頑張る人を否定するつもりもありません。
「天下とったる!」、「海賊王になるっ!」、「親の仇ぃぃ!」
みたいな人はすごいですよね。その強い思いで世界を良くしてもらえるとみんなハッピーですよね。近くにはいて欲しくないけど。