株式に投資するとき、どのタイミングで投資するか?は非常に重要です。
株は時に大暴落することがあるので、最悪のタイミングで投資すると大損する可能性があるからです。
期待リターンを最大化させることを考えると一括投資が合理的な選択になりますが、私はあまりオススメしません。
一括投資で大きな含み損を抱えた場合、その含み損に耐えられないからです。
株式市場が10年以上停滞することは普通に起こり得ます。
投資を始めてすぐに大きな含み損を抱えたまま、10年間耐え忍ぶことができる人はどれだけいるでしょう?
投資なんてやらなきゃ良かったと後悔しながら10年間過ごすことになるでしょう。
個人投資家は非効率でも少しづつ投資していくのが、市場に長く残り続ける秘訣です。
少額だと暴落で含み損を抱えてもそれほど大きな痛手になりませんし、むしろ一気に投資するチャンス到来と思えるようになります。
「期限を決めずに最適なタイミングを待てる」というのはプロには無い、個人投資家の特権です。
相場が良いときほど投資額を増やしたくなるのが人情ですが、ゆったり構えてタイミングを待ちましょう。
この最適なタイミングは過去を振り返ると大体2〜3年に一度やってきています。
世界株式インデックス(VT)で確認してみましょう。
直近だと、2020年3月のコロナショックが有名ですね。
さらに遡ると2018年12月、2016年2月に大きな下落が発生しています。
株価が20%下落すると、日経のような経済誌だけじゃなくて一般のニュースでも株価下落が報じられるようになります。
投資に興味の無い人にも認識されるレベルですね。
ここが一気に投資する最適のタイミングです。
もっと下落が大きくなると、「〇〇年ぶりの」とか「過去最大の下落幅」と報道されます。
ワイドショーで取り上げられるようになると完璧です。
積立投資をしながら来たるべきその時に備えましょう。