最近、投資デビューする人が増えているそうです。
老後2000万円問題の不安が投資の後押しになっています。
若者の投資デビュー、老後不安とYouTubeが後押し?: 日本経済新聞
つみたてNISAやiDeCoで投資しやすい環境が整備されたのも大きいですね。
毎月積み立てでインデックスファンドに投資すればリスクも大きくありません。
仮に年利5%で20年間運用できれば、老後に必要な2000万円を用意することもできるでしょう。
証券会社のサイトを使うと簡単に資産増加をシミュレーションすることもできます。
でも、投資には避けることのできない大きなデメリットがあります。
それは資産が増えるとは限らないということです。
分散投資したり、長期投資すれば元本割れする確率を低くすることは出来るかもしれません。
でもどんなに工夫しても利益が出るか、逆に損するかは誰にも分かりません。
現在の日本で確実に保証されている利率は、国債の年率0.05%です。
年率0.05%以上の利回りを求めると、損失が出ることも覚悟しないといけません。
投資の最大のデメリットは「不確実さ」です。
10年後にお金が増えてるか、減ってるかは10年後になってみないと分かりません。
つまり、将来絶対に必要になるお金は投資で準備することはできないということです。
例えば、最低限の生活費や教育費なんかはそうですね。
結局、投資でできることは余裕資金を増やせるかもしれないというだけです。
私は将来、資産運用で生活できるようになりたいと思っています。
そのための方法をあれこれ考えてシミュレーションしますが、どうやってもリスクをゼロにできません。
安全安心を追求すると、投資しないという結論になってしまいます。
でも考えれば、人生は不確実さで溢れています。
寿命だって明日死ぬかもしれないし、逆に長生きし過ぎてしまうリスクもあります。
私達にできるのは、なるべくリスクを抑えつつリターンが最大になるような選択をするしかありません。
豊かな将来を望むなら、不確実さを受け入れるしかないのです。
その結果が上手くいかなくてもしょうがないと諦めるしかないですよね。
それが人生ってもんです。