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「銀河の片隅で科学夜話」 物理学者が語るお洒落な小話

宇宙、生命、人の心理、世の中は不思議で溢れています。

それを解き明かすために人類は科学を発展させてきました。

でも科学の成果を理解するにはそれなりの事前知識が必要で、普通の人にはとっつきにくいものです。

例えば私は宇宙の不思議に興味がありますが、素人なので専門家の話を聞いても難しくてよく分かりません。

難しい言葉や数式を使わずに、気楽に読める科学の本がないかと探して見つけたのが「銀河の片隅で科学夜話」です。

まず、装本がおしゃれですよね。表紙や挿絵がきれいでカフェに置いたら似合いそうです。

 

 

内容は宇宙、原子、社会、倫理、生命と幅広い分野のエッセイが詰まっています。

どれも分かりやすい内容ですが、それでいて新しい発見を得ることもできました。

 

例えば、有名なトロッコ問題。トロッコ問題 - Wikipedia

「トロッコ問題」の画像検索結果

トロッコが猛スピードで5人に向かって追突しようとしています。分岐点にいるあなたは線路を切り替えることで5人の命を救うことができますが、切り替え先にも1人いて轢き殺すことになってしまいます。あなたは切り替えますか?

また、先にいる人の性別、年齢、地位、レール上にいたのは法令違反だったか?といった条件によって答えは変わるでしょうか?

 

この問題を世界中で実施して回答を分析すると、国や地域で大きく特徴が分かれるそうです。

日本が含まれる東洋クラスター、ヨーロッパを中心とする西洋クラスター、そして南米などの南洋クラスターです。

人類共通の倫理観としては、1人より5人、老人より若い人を優先する傾向がありますが、その程度は地域によって変わります。

日本(東洋クラスター)では、相対的に老人が優先され、法令違反の人の命は軽んじられました。

南洋クラスターは逆に女性と子供が優先され、法令違反の有無は優先度に影響しませんでした。

西洋クラスターは中間的で、人の属性によって変化しませんでした。

倫理観なので正解はありませんが、地域によって違いが出るのは興味深いですよね。

トロッコ問題は、今後AIによる自動運転でも直面する課題です。国や地域や人によって答えが変わる問題をAIがどう解決していくのか興味が尽きません。

 

 他にも、8億年前は1日が23時間だった話、蝶が3世代掛けて大陸を縦断する話、銀河の中心の謎、多数決で少数の意見が勝つ理由、覚えてない夢では何を見ているのか?等。

 

1話15分くらいで読める分量なので通勤電車で読むのも良いかもしれません。

でも理想はカフェでコーヒー片手に読みたいですね。

 

銀河の片隅で科学夜話

おすすめ度 ★★★★★