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「家賃は今すぐ下げられる! 」 全ての賃貸住まいの人の必読書!!

生活コストの中で最も大きな割合を占めるのが住居費です。

賃貸住宅の賃料は手取り収入の3割程度を占めると言われています。

でも、食費や携帯代を節約しようと頑張る人は多いですが、住居費を下げようとする人はあまりいません。

多くの人が入居時に決まった家賃をずっと払い続けています。

でも、同じ家賃を払い続けているのは、「家賃は下がらない」と借り手が思い込んでいるからだけなのです。

 

家賃は今すぐ下げられる!」では、その思い込みで借り手がいかに損をしているかと、家賃を下げる方法を説明しています。

 

まず、私達が思い込みでずっと同じ家賃を払い続けているのは、不利な取引を受け入れていることになります。

なぜなら、家賃相場は常に動いていて、日本中で下落を続けているからです。

次の図は総務省の資料を元に野村総研が作成した家賃推移です。2000年以降、家賃相場は下落を続けています。

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人口減少で借り手が減少する中でも物件の供給は増えているので、この現象は当たり前のことです。この大きなトレンドはこれからも変わらないでしょう。

 

さらに、マンションを借りて5年住めば、築年数が5年増えるので物件の価値は下がります。それなのに同じ賃料を払い続けるのは借り手側が損をしていることになります。

こんな不利な契約が続いているのは借り手側が何の交渉もしないからです。

 

戦後、住宅の需要は供給をずっと上回っていたので、礼金や更新料等の貸し手に都合の良い慣習が沢山出来ました。

今や借り手が優位な市場になっているので、そんな慣習による思い込みは変えていくべきです。

 

本書「家賃は今すぐ下げられる!」では、実際に家賃を下げる具体的な方法を解説してくれています。

やり方は至極真っ当な方法で、オフィスや店舗の賃貸では当たり前に行われていることです。

簡単な法律の知識とちょっとした行動で大きな成果を上げることが出来るでしょう。

一番簡単な方法は契約更新時に賃料の値下げ交渉をすることです。

そのための具体的な方法と「家賃値下げ依頼書」の雛形が紹介されています。

この依頼書を大家が無視することはできません。もちろんその理由も説明されています。

 

おもしろいのは、編集担当者の人(素人)が本書の通りに値下げ交渉を試した実践ドキュメントが載っていることです。

 

全ての賃貸住まいの人がこれを読んで実践すべきだと思いました。

そうすることで健全な市場が形成されていくのですから。

 

いやー、おもしろかった。激しくおすすめです。

 

おすすめ度

★★★★★