働かなくても生きていける、いつ仕事を辞めても大丈夫という状態を「経済的自由」と呼ぶとすると、その必要な資産額はいくらでしょうか?
人生に必要だと思うお金の額は人によって様々なので、一概には答えられません。
でも健康に生きて、寿命を全うするのに必要なお金がいくらかと考えるとそんなに多くないことが分かります。
人間が生きるのに必要なのは衣食住です。これは今も昔も変わりません。
何千年にもわたる人類の歴史の中で、今が一番豊かで技術も発達しています。
そんな現代に生きる私達が生きるのに苦労するのはおかしいと思いませんか?
100年前なら生きるのに苦労したのも分かります。健康的な食事や衛生的な住居に住むために一生懸命働かないといけなかったでしょう。
でも、はたして現代でも同じだけ働く必要があるでしょうか?
技術が発達した今、健康に生きるために必要な労働の量はもっと少ないはずです。
それでも「お金が足りない」といつも思ってしまうのは、それ以上の生活を望んでいるからです。
人間は他人と比べて幸、不幸を感じる生き物です。
他人よりちょっと良い暮らしをしたいという思いが無駄な消費を生みます。
ブランド服を着たいとか、高級車に乗りたいと言い出すとお金はいくらあっても足りません。
でもこれって、長時間労働してまで手に入れたいものですかね?
他人と比べるのをやめて、本当に必要なものだけにお金を使うようにすれば、経済的自由を得るのに必要な資産はそんなに多くないはずです。