大金持ちの人は投資に対してどんな考え方を持っているでしょうか?
R25に掲載されているサイバーエージェント藤田社長へのインタービューが面白いです。
藤田さんは創業社長なので自社株を20%保有しています。
サイバーエージェントの時価総額が約7800億円なので株式だけで1500億円の資産を持っていることになります。
配当だけでも毎年8億円の収入です。
そんな別次元のお金持ちの藤田さんですが、投資には全く興味がありません。
自分で会社を立ち上げるほどの才能のある人からすると、他人(他社)に投資するより自分(自社)に投資する方がずっと確実だからでしょう。
実際、インタビューのあった2018年のサイバー株の時価総額は約5000億円とあるので、たった3年で1.6倍に資産を増やしています。
そんな超お金持ちの藤田さんですが、庶民に向けても投資のアドバイスをしてくれています。
藤田さん曰く、投資で成功する人は「買ったまま忘れてる人か、簡単に売れない人」。
短期で売買すると、「売りたい、買いたい」という衝動に振り回されて結局上手くいきません。
もう1つは、「投資したい時に投資しない」です。
これは真理を突いてますね。投資したい時には既にタイミングが遅すぎる場合が多いです。
とはいえ、一度投資したいと思ってしまうと気持ちを抑えられずに投資して失敗するのが凡人でしょう。
じゃあ、どうやって投資するかというと、「自分が価値を分かっているものに対して、安くなったタイミングで買う」ことです。
でも、これはかなり難しいですね。「価値が分かる」というのはその会社にかなり詳しくないといけないです。
私はゲーム業界に比較的詳しいですが、Swich発売前に任天堂の快進撃を予測することが出来ませんでした。
2017年にその記事を書いていますが、記事の最後で任天堂株は割高になったので買うべきでないと書きました。その時の株価が43,010円です。今は62,420円になっています。1.5倍ですね。
正直、私は会社の価値が全く分かってないようです。。
よく知ってるつもりの業界の会社の価値が分からないなら、よく知らない業界の株なんてサルがダーツで選んでるのと変わらないですよね。
凡人はインデックス投資をするのが無難でしょう。
このインタビュー、好評なのか関連動画も公開されています。