米国株が最近好調です。というか過去10年以上ずっと上がり続けています。
NYダウがまた最高値を更新しました。
過去に米国株に投資してた人はウハウハですね。私のアセットもかなりの利益が出ています。
でもこれから投資を検討している人には、好調な市場は必ずしも良いことではありません。
株価が割高になっているからです。
米バフェット指数が200%を超えたことが報道されました。
バフェット指数は株式の時価総額を名目国内総生産(GDP)で割って算出します。
つまり、指数が高いということは実経済よりも株価が高くなっている状態ということです。
株価が実経済から乖離して上昇していけばバブルになります。
高くなりすぎた株価はいずれ実経済に見合った株価に修正されていきます。
今の米国株は過去を振り返ってもかなり割高な水準になっています。
S&P500指数のPERは20年前のITバブル直前以来の水準です。
今の米国株はジェンガが高く高く積み上がっているようなものです。
これから米国株に一括投資で突っ込んでいくのはかなり勇気がいりますよね。
では、投資をせずに次の暴落が来るのを待てば良いでしょうか?
待てれば良いのですが、実践するのはとても難しいです。
まず、暴落がいつやって来るか分かりません。今年かもしれないし、5年後かもしれません。
投資への興味を維持しながら暴落を待つのは強靭な意思の力が必要です。
仮に暴落まで待てたとしても、暴落する相場で一気に投資できる人はほとんどいません。
初めて投資する人が日々下落していく市場で全力投資するのはまず無理でしょう。
これから投資を始めるなら、インデックス投信の積立投資がベストの選択です。
今がどんなに割高な相場でも積立投資なら最初の投資額は少ないので暴落が来ても損失は限定的です。
積立投資でゆっくりと変動する相場に慣れていきながら、来たるべき大暴落に備えるのが良いでしょう。