任天堂が新しいswitchを2021年10月8日に発売すると発表しました。
発売から5年目のswitchは今でも大人気ですが、他社のゲーム機に比べるとスペック的に目劣りが目立つようになってきました。
実際、最近のゲームは機種を問わないマルチプラットフォームの作品が増えています。他より明らかに低スペックだと開発候補から除外されてしまいます。
そんな事情もあって、PSやXBOXの次世代機が発売された辺りからswichの新型機が出るんじゃないかと噂されるようになってました。
コアなユーザーが期待したのはCPUやグラフィックを強化した新型switchです。
でも任天堂から発表されたのは有機ELを搭載して画面が少し大きくなったものの、基本スペックは従来機と変わらない新型機でした。
スペック向上を期待したファンにすれば肩透かしを食った形です。
ネットからは恨み節の声も続出してますね。
【悲報】新型ニンテンドースイッチ、一番期待されていた処理性能の改善は無し 失望するゲーマーが続出 : オレ的ゲーム速報@刃
でも、株主視点から考えると新型機のスペックは従来と同じで問題無いと思います。
第一に、switchは5年目になった今も販売が絶好調だからです。
今でも手に入りにくくて、アマゾンや価格コムでは定価以上の価格で取引きされています。新機種投入で販売のテコ入れを図る必要は全くありません。
新ゲーム機は販売を開始した当初が最も利幅が低く、最悪逆ザヤになる可能性があります。
2年目、3年目と年を重なることで部品調達コストが下がり、利幅が増えていきます。
販売5年目のswitchはかなり利幅の良い商品になっていることでしょう。
従来機でも作れば即完売するのだから、余計な手を加えずになるべく長く売ろうとするのが当然でしょう。
第二に、スペックを求めるユーザーは任天堂のメインターゲットではないからです。
マルチプラットフォームのゲームをやりたい人は任天堂の熱心なファンじゃないでしょう。そんなユーザーに向けて利幅の低い新型機を投入してもメリットはありません。
性能の変わらない新型機を出す任天堂のメリットは価格が上がることでしょう。
価格が2割上がることで、収益を高めると同時に転売リスクを抑えることができます。
私がいつもゲーム機業界に不満を感じるのは品不足です。品不足になると転売屋が発生します。
新機種が発売される度に同じ問題が起きますが何故改善されないのでしょう?
AppleのiPhoneはゲーム機と同類の電気機器ですが、これほど転売が続くことはありません。
iPhoneはswitchよりずっと販売台数が多いのにどうしてですかね?
逆にswitchもiPhoneと同じように毎年新型機を投入するのが良いのかもしれません。
まあ、僕、株もswitchも持ってないからどうでも良いんですけどね。