私の資産運用の中心はインデックス投資です。
インデックス投資は市場全体に投資するので、個々の銘柄を選別する必要がありません。
市場平均に委ねるインデックス投資でリターンを決めるのは投資のタイミングだけです。
市場全体が下落相場の時に投資しておいて、相場が高騰している時に売却すれば良いのです。
直近ではコロナショックの暴落時が最高のタイミングでした。
20年3月にS&P500に投資していれば、1年間で60%のリターンを得ることが出来ました。
株式の平均リターンは年率6%程なので、この1年間で10年分の株価上昇が起きたことになります。
インデックス投資の問題は、個別銘柄のように青天井に上昇していくことは無いということです。
あくまで市場平均なので、GAFAのように急激に成長することはありません。
実体経済を反映しない上昇はバブルとなり必ず崩壊します。
どんなに勢いが良く見えても、いずれは下落するので数十年単位の平均で見ると年率6%ほどに落ち着きます。
インデックス投資家の目標はこの年率6%のリターンを確実に得ることですが、実際に得られるかどうかは投資のタイミングと期間で決まります。
投資期間が長くなれば年率リターンは平均に回帰していきますが、それには長い期間が必要です。
投資期間が長く持てないのなら、投資のリターンはタイミングで決まります。
なるべく株価が下がってる時に投資することで、相場の回復によるリターンが得られます。
逆に今のように相場が加熱している時に投資するのは儲けられない可能性が高くなります。
タイミングで考えると、今は次の投資機会をじっと待つべきでしょう。
上がり続ける株価をみると、すぐに投資したくなるのが人情ですが、投資は投資したくない時にするものです。
今は次の下落相場の為に余力を蓄えておく時期です。
次の下落相場はそんなに先じゃないかもしれませんよ。