7月は新興国株が大きく下げました。
中国当局が規制を強化することでIT産業や教育産業を締め付けたからです。
中国当局の規制圧力は日本のような生易しいものではありません。産業ごと潰してしまうような勢いで実行されます。
特に教育産業に対する規制はものすごいものでした。日経新聞によると、学習塾の新規上場を禁止、既存の塾は非営利団体へと変更させられます。これにより、教育関連株は軒並み5割以上下げることになりました。
中国の教育銘柄が総崩れ、規制強化で半値以下に: 日本経済新聞
怖すぎるでしょ。。
少子化を食い止めるために大胆な行動を示したということで、長期的には中国にとってプラスになるのかもしれません。
でも中国株に投資している人からすればたまったものではないですよね。
いきなりちゃぶ台返しのようなルール変更は市場の信頼を失ってしまいます。
私は新興国株の可能性に大いに期待していますが、今回のことで新興国にあまり大きく投資するのは避けたいなと思いました。
それでは、年初からのeMAXIS Slim先進国株と新興国株の基準価額推移を比べてみましょう。
中国株の大幅下落によって先進国株と新興国株の差は大きく開きました。
先進国株は年初から25%の上昇、新興国株は7%の上昇でその差は18ポイントに広がっています。
私のつみたてNISA資産も新興国株が大きく目減りしました。
最近は新興国株の含み益率が先進国株に追いついてましたが、また大きく引き離されてます。
含み益は40%を切ってしまいました。53万5千円で先月からは1万5千円の減少です。
昨年末の新興国株の躍進でついに新興国株優位の時代が到来かと思いましたが、甘かったですね。
まだまだ新興国株は冬の時代が続きそうです。