東京オリンピックは成功だったのか?それとも失敗だったのか?
個人的には、オリンピック開催までのドタバタや開会式、閉会式を見てると失敗だったという思いが強いです。
世界にアピールするような先端技術は結局、何もお披露目されませんでした。
それにも関わらず、コストだけは過去最大になるからです。
自国開催で日本人選手が大活躍したのは良いのだけど、なんだかモヤモヤするのはべらぼうな費用が掛かっているのにその詳細がぼかされていることです。
公式発表では1兆7000億円(!!)ですが、最終的にはさらに増えるそうで2兆円とも3兆円とも言われています。
何にどれだけ使ったのか、そのコストは適切だったのかを明らかにしないと成功とも失敗とも言えないですよね。
今大会はコロナ禍という不幸がありましたが、それでなくてもコスト高だったという話もあります。
もうお金持ちの国じゃないんだから、何をするにもコスパを考えて行動しないといけません。
そういう意味では、オランダがこれからの日本の良い見本になるかもしれません。
今大会での国別メダル獲得数でも7位となかなかのスポーツ大国ですが、実は一度もオリンピックを開催したことがないそうです。
「コストがかかりすぎ」世界でも珍しい“五輪を招致しないスポーツ大国”オランダの言い分(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
理由はオリンピックの自国開催はコストが掛かり過ぎるからで、それよりも福祉や教育等の国民の生活にプラスになるものに予算を割きたいと考えるからとのこと。
1200兆円もの莫大な債務を抱える日本はもっとオランダを見習った方が良いですね。
今回のオリンピックで分かったことは、セレモニーがしょぼくても日本人選手が活躍すれば楽しいということです。
金メダル争いに日本人選手が絡んでくるとワクワクしますよね。
そして日本人選手を強くするだけなら、何千億円も掛かりません。
日経新聞によるとオリンピックに向けた強化費は年間100億円程度のようです。
20年控え強化費、初の100億円 19年度スポーツ予算: 日本経済新聞
開催コストを考えるとめちゃくちゃ安いですね!