中国の科学論文が数だけでなく質でも米国を上回って世界一になりました。
中国論文、質でも米抜き首位 自然科学8分野中の5分野: 日本経済新聞
中国人は人数が多いので論文数もそりゃ多くなるよと思いますが、質の高い論文を出すのは科学力が高くないと出来ません。
今や中国の科学力はアメリカと肩を並べるほどになったということです。
当然、日本とは比べようもありません。
中国の科学技術は日本の遙か先に行ってしまいました。
このニュースを読んだときに、20年前の中国を思い出しました。
「先行者」という言葉を知っているでしょうか?
20年前に中国で開発されたロボットです。
当時、人気のあったサイトの「侍魂」で紹介され、日本中に一気に広がりました。
まだサイトが生きてるので知らない人は読んでみると良いと思いますが、科学先進国の日本に比べてあまりに遅れた中国を笑いものにする内容です。
実際、当時の日本で発表されていたホンダやソニーのロボットと比べるとその差は歴然でした。
当時学生だった私も、よくこんなダサいのを発表したなとバカにしていたのを思い出します。
あれから20年、今や景色は一変しました。
今年、中国は火星に探査機を着陸させることに成功しました。
来年には独自の宇宙ステーションを完成させる予定です。
北京で来年開催されるオリンピックの開会式が東京よりショボくなると思う人はもう日本人にもいないでしょう。
中国の躍進から学べることは、世界は常に変化しているということです。
1年や2年じゃよく分からない変化も20年もあれば劇的な変化になります。
同じように20年後の世界も今と違っていると思った方が良いでしょう。
今、無敵のように思えるものが20年後もそうなのか分かりません。
そして今、バカにして笑っているものが20年後に世界を圧倒しているかもしれないのです。